(本記事は、水野俊哉氏の著書『成功する人は、なぜリッツ・カールトンで打ち合わせするのか?~あなたを超一流にする40の絶対ルール~』サンライズパブリッシング、2018年2月25日刊の中から一部を抜粋・編集しています)
成功者はリッツ・カールトンでビジネスミーティングする
成功者がミーティングを行うとき、彼らが選ぶのは、ザ・リッツ・カールトンホテルやマンダリン オリエンタルホテルなど、高級ホテルのラウンジだ。
1杯のコーヒーの値段が1500円以上するホテルのラウンジでミーティングをするなんて、打ち合わせコストがかかりすぎじゃないかと思われるかもしれない。
だが、実は高級ホテルのラウンジでのミーティングは、視点を変えれば、コーヒー1杯300円のチェーン店や、1杯600円の喫茶店での打ち合わせよりも、ずっと価値がある選択になりえる。
私もよく高級ホテルのラウンジで打ち合わせをするが、1時間おきに数件の打ち合わせをまとめていれるため、全部の打ち合わせが終了したら、会計が2万円くらいになっていることもザラだ。
だが、仮に1日に2万円の打ち合わせ代を払ったとしても、ミーティングには断然ホテルラウンジを利用するべきだと私は断言したい。
その理由として、まずは単純に「高級ホテルのサービスは、非常に快適である」という点。
チェーン店の従業員は学生やフリーターなどのアルバイトが多いのに比べ、一流ホテルの従業員は、サービスのプロである。だから、オーダーや支払い時なども、スマートに対応してくれる。
さらに、テーブルとテーブルの間隔も広めにとられているため、打ち合わせの内容が隣の人に伝わる心配もない。
そもそものコーヒーの味や椅子の座り心地、内装などが豪華で快適なため、自分も相手も、「大事な商談をしているんだな」というセルフイメージがアップする気がする。
残念な例としては、大事なビジネスの打ち合わせをチェーン店などで済まそうとすると、隣の席の話し声がうるさすぎたりして商談に集中できないなんてことになりかねない。
そんな店で「1億円儲かります」などと言われても、まず嘘だと思われるのがオチである。ところが場所がリッツのラウンジだとすると、途端に話の信ぴょう性がアップするくらいの雰囲気を持っている。
自分だけでなく、クライアントにとっても最高の状態でミーティングに挑んでもらうことは、ビジネスにおいて非常に大事な要素だ。高級ホテルのラウンジを選んでおけば、店選びが悪かったばかりに、クライアントの機嫌を損ねて、大切な商談がなくなってしまうという事態は、ほぼ排除できる。
多少コストを払ったとしても、外的な不安要素は一切排除しておくに限ると成功者は考えるのだ。そうした意味で、高級ホテルのラウンジは、ビジネスミーティングにとっての最高の選択肢といえるだろう。
成功者には自分だけのルーティンがある
「成功者はあまり飲み会に行かない」背景の一つは、多くの成功者が自分のルーティン(日課)を持っていることも大きい。
ルーティンを決めておくと、どんないいことがあるのだろう。まず、一日にするべきことを些細なことでもリスト化して繰り返すことで、無意識のうちに体にその習慣が染みついていくので、次の行動に移るまでのストレスが減る。
また、「次に何をすればいいのか」を考えるタイムロスがなくなるため、無駄な時間を省くことができる。どんな些細なことでも無駄を最小限に抑えて効率化することで、より高いパフォーマンスを上げることが可能になるのだ。
ルーティンを繰り返すことのもう一つのメリットは、自分の体調管理につながるという点だ。成功者は健康資本を重要視している。
いかにお金を稼ぎ、いかに社会的に成功を収めたとしても、健康を崩してしまっては本末転倒だからだ。健康資本だけは、どんなにお金を出しても買うことができない。
だから、健康的な生活を送ることが成功者にとって最大の課題になる。ルーティンに沿って、朝は早く起きて、夜はしっかり眠る。
そして、規則正しく食事も取り、仕事も適度に切り上げて、しっかりと心身を休めること。これが健康にとって最大の利点となる。
実際、私自身も毎日ルーティンを繰り返しているが、夜は9時頃には眠くなり、朝は深夜の2?3時頃に目が覚める。また、体内リズムの関係で、最も良質な睡眠がとれるといわれる22?2時台はしっかり眠っているため、比較的短時間しか眠っていなくても、起きたときはすこぶる爽快だ。
ルーティンを決めても、最初はうまくこなせないかもしれないが、それを繰り返していくうちに自分にとって必要なタスクと不要なタスクが見えてくる。
どのビジネス書を読んでも、早起きは成功の秘訣だと書いてあるが、早く寝れば意識しなくても勝手に早起きはできると思う。
不要なものをそぎ落とし、必要なものをより多く取り入れる。その結果、自分にとって最適なルーティンが見つかるはずだ。
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