2019年7月2日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

先週末、6月29日(土)に米中首脳会談が終わった。結果としては、ほぼ予想通りだという意見もあるが、米国側がかなり譲歩した感じがする。それはトランプ米大統領が実体経済を気にしているということと、次の選挙に向けて株価など、米国経済を落ち込ませたくないという意向が働いたのだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

現在は相場全体に安心感が戻ってきており、しばらくリスクオンを前提に動くと思われる。そのため、株価上昇、米国金利は少し上昇、それを受けてこれまで積み上がっていたポジション、為替では米ドル/円のショートとユーロ/米ドルのロングポジションが巻き戻されるだろう。ある程度その動きが落ち着いたらところで、次の相場のテーマが見えてくるはず。その、次の焦点というのはFOMCだが、まだ遠いのでそれまでしばらくは既存ポジションの調整局面となりそうだ。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。