転職を考える際、なんとなく求人サイトを眺めながら希望の募集を探している人は多いでしょう。しかし、もし本格的に好条件の転職を望むなら、「転職エージェント」の検討もおすすめです。今回は、転職エージェントのサービス内容やおすすめの転職エージェントをご紹介します。

転職エージェントとは?

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(画像=PIXTA)

転職エージェントとは、人材を確保したい企業と転職者の間に立ち、双方を結びつけるお手伝いをするサービスです。企業の採用に対する姿勢や社風などは実際に働いてみないとわからないことが多いと思います。また、独自に転職活動をしていて「どの企業が希望に合っているかわからない」と悩む人もいるでしょう。働き方の希望は持っていても具体的な企業名が思い付かないという状態ですね。

転職エージェントは転職の情報を多く持っていますから、転職の希望を伝えればきっと具体的な企業名を提案してくれるはずです。

そして、転職エージェントは転職者を採用した企業から報酬を得るため、転職者が支払う費用は発生しません。費用が掛からず転職が有利になるなら利用を検討してもよさそうですね。

転職サイトと転職エージェントの違い

転職エージェントと似たサービスに「転職サイト」があります。転職エージェントとどう違うのでしょうか?

転職サイトは転職者が自分で案件を探す

転職サイトは転職の案件が多く紹介されていますが、基本的には転職サイト側から提案はなされません。転職者が自分で希望に合う企業を探す必要があります。

「情報だけを集め、転職は自分のペースで進めたい」という方向きのサービスといえるでしょう。

転職エージェントは転職者をサポート

転職エージェントの場合、こちらの希望条件に合う企業を転職エージェントが探し、転職者に提案してくれます。単純な転職案件の紹介だけではありません。面接対策などの転職のノウハウを教えてくれますし、転職先の企業と給与の交渉もしてくれます。

転職エージェントは転職者を採用した企業から報酬を得ていますが、その報酬は転職者が受けとる給与水準に比例します。つまり、転職先の年収が高いほど転職エージェントが受けとる報酬も高くなるのであり、転職エージェントはより厚待遇の転職案件を紹介するメリットがあるのです。

よりよい条件の転職案件が紹介されますから転職者にとってもメリットがあり、まさにWIN-WINの関係になっているといえるでしょう。

【総合】おすすめ転職エージェント

転職エージェントは大きく「一般転職者向け」と「ハイクラス向け」とに分かれますが、まずは一般向けの総合転職エージェントサービスをご紹介します。

リクルートエージェント

人材最大手「リクルート」の転職エージェントサービスです。業界最大手であるリクルートは転職案件を多数持ち、一般に公開されていない案件も多数扱っています。キャリアアドバイザーによる転職サポートも充実していますから、まずは候補に入ってくる転職エージェントといえます。

マイナビエージェント

同じく大手の「マイナビ」が運営している転職エージェントです。業界専任のキャリアアドバイザーが在籍しており、転職者の希望条件に沿った転職案件を紹介してくれるでしょう。

doda(デューダ)

アルバイト情報紙「an」などを発行している「パーソルキャリア」が運営している転職エージェントです。dodaは転職サイトも運営していますが、エージェントサービスでは非公開求人も取り扱っており、より幅の広い転職活動を行うことができます。  

【ハイクラス】おすすめ転職エージェント

ハイクラス向け転職エージェントは、管理職や専門職など、主にハイキャリア転職案件を取り扱っている転職エージェントです。すでにハイキャリアの方、またキャリアアップを目指している方はこれらの転職エージェントの利用も検討しましょう。

JACリクルートメント

イギリス・ロンドンを発祥とする「JACリクルートメント」は代表的なハイクラス向け転職エージェントです。国内大手はもちろん外資系企業や海外進出企業への転職サポートで豊富な実績があります。

ビズリーチ

「ビズリーチ」にはハイクラス向け転職に強い「ヘッジハンター」が保有している転職案件が掲載されています。ヘッジハンターや企業から直接スカウトが届きますので、思わぬ転職の選択肢が見つかるかもしれません。

キャリアカーバー

リクルートが運営している「キャリアカーバー」もハイクラス転職案件に強い「ヘッジハンター」が多く紹介されています。転職者はその中から自分の希望に合うヘッジハンターを選び、中長期の転職支援サービスを受けることができます。

キャリアアップなら転職エージェントの利用を

せっかく転職するならキャリアアップを目指したいですよね。転職のプロがサポートしてくれる転職エージェントサービスなら、その願いが叶うかもしれません。転職を考える際は、選択肢の1つとして転職エージェントの利用を検討してみてください。

文・若山卓也(ファイナンシャルプランナー)/fuelle

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