「転職するなら30代まで」そんな風潮もありますが、40代は、今まで築いたキャリアや経験を生かして転職活動ができます。2019年5月には女性活躍推進法を改正する法律が成立し、女性にとって働きやすい環境が整備されてきており、40代での転職を諦めるのはまだ早いかもしれません。ただ、20代30代に比べると難しいことに変わりはなく、転職は慎重に考えていきたいところ。今回は、40代女性が転職で成功するために押さえておきたいポイントや転職準備の方法についてお伝えします。
40代の女性の転職事情
男性と女性では、転職事情に違いはあるのでしょうか。また、40代女性の転職者はどれくらいでしょうか。厚生労働省の「雇用動向調査 2018年」によると19歳以下の年齢を除くと、男性よりも女性の方が転職入職率(常用労働者に対する入職者のうち、入職前1年間に就業経験のある者の割合)は高くなっていることから、女性の転職は男性に比べると、会社に受け入れてもらいやすいようです。
前述の調査では、40歳~44歳の転職入職率割合は、13.5%と20代に次いで高い割合となっています。ただし、この割合はパート社員も含めた割合であり、転職後の雇用形態を見てみると、「雇用期間の定めあり」から「雇用期間の定めなし」への転職は9.7%となっています。非正規社員から正社員への転職は狭き門であることが分かります。
しかし、女性の正規雇用の数は増えているのです。総務省統計局の「労働力調査2018年」では、2013年と比べると35歳~54歳の女性正規社員は64万人増えており、非正規社員の増加44万人よりも多くなっています。正社員を希望するかどうか、など転職後に希望する雇用形態を決めておくことも、転職を考える上では重要なポイントです。
もちろん、プライベートを充実させる目的から、正社員から契約社員などへ変わることもあるでしょう。キャリアのステップアップだけではなく、家庭と仕事が両立できる働き方、環境を希望しての転職もありますよね。
40代女性の主な転職理由は何?
40代女性の転職理由は何でしょうか。前述の「雇用動向調査 2018年」によると、40代の女性が前職を辞めた理由で最も多いのは、「定年・期間の満了」が33.3%、次いで「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」27.1%、3番目に多い理由は「職場の人間関係が好ましくなかった」24.5%という結果になっています。(その他は除く)
一方、20代~30代の女性では「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」が最も多い離職理由。次いで、「職場の人間関係が好ましくなかった」「給料等収入が少なかった」という順番になっています。男性の離職理由は、「給料等収入が少なかった」「労働時間、休日等の労働条件が悪かった」という条件的な理由が多いのに対して、女性は職場の人間関係も仕事をする上で重視するポイントのようです。
転職理由は、面接でもほぼ間違いなく聞かれる項目です。職場の人間関係は入社してみないと分かりませんし、現状の不満を解消するための転職ではなく、転職後のイメージをして目的・目標を明確にして転職活動の準備をしたいですね。
40代女性が転職するメリット
女性が40代から転職するメリットは、大きく3つあります。
・子育て経験も役に立つ
40代で家庭をお持ちの方は、末子が小学生になり子育てが少し落ち着く方もいらっしゃると思います。今までは子育て中心で働き方や職業を選んできた方も、「本当にやりたい仕事」を見つけるチャンスでもあります。未経験分野での転職はハードルが高くなるかもしれませんが、子育て経験が活かせる業界・職種もあります。定年年齢が延長するなど、これからの働く年数を考えると、現状維持よりも収入などの労働条件も含めた転換を図ることができるのではないでしょうか。
・キャリア棚卸ができ、ステップアップできる
転職活動を通して、仕事に求めるものや今まで培ってきたスキルを整理することができます。「人に自慢できるスキルなんてない」と自信がなくても、棚卸をすることで今までの経験から身に付いた力を発掘することができますよ。自分の武器を知り、それを活かせる場所を見つけることが、ステップアップに繋がります。
・シニア起業を視野に入れたジョブチェンジができる
定年が60歳から65歳に延長する会社が増えてきました。70歳まで働き続けるのが当たり前となる社会が近い将来訪れるかもしれません。「今の仕事を70歳まで続けるのは厳しい」という方は、将来独立できる業界に飛び込むのもアリではないでしょうか。
・会社にとってのメリットも
一方、会社にとって40代を採用することのメリットは何でしょうか。今までの仕事を含めて培ってきた豊富な人生経験や人脈が「即戦力」となることです。20~30代とは違い、社会人マナーなどの教育も不要ですし、成功体験、失敗体験を積み重ねてきた結果、冷静な判断力、対応力も持っていることでしょう。取引先や上司とのコミュニケーションの取り方、トラブルの際の対処も安心して任せられることが40代の強みと言えます。
自分にとってのメリットも大切ですが、会社にとってのメリット(自分の実績や強み)を分析し、40代の魅力をアピールできると良いですね。
40代女性の転職に有利な資格5選
転職に有利な資格には、どんなものがあるでしょうか。転職するなら、今までの経験やスキルに資格を加えて、好条件の転職も考えたいですよね。やみくもに資格を取って時間と労力の無駄にならないよう、資格の活かし方をしっかり考えて事前準備しておきましょう。
資格取得が有利に働く条件は、「独占業務がある(資格がないと業務に従事できない)」「資格を保有していると給与・待遇がアップする」「需要の高い業界の資格」この3つが考えられます。40代女性が転職に有利な資格を7つご紹介いたします。
保有していると給与・待遇がアップする資格は?
・CAD利用技術者試験
機械、建築、土木測量などで使用する製図データを作成するための資格で、製図はものづくりの現場では欠かせない業務です。女性の場合はCADオペレーター(設計士やデザイナーの指示を仰ぎ、製図業務を行う)が多く、業務の中心はデスクワークです。コツコツ作業ができる集中力や設計士やデザイナーの指示をくみ取るコミュニケーションスキルが求められるので、事務系の仕事経験を活かすこともできます。資格がなくても業務はできますし、CADには2次元CAD、3次元CADの2種類あり、業種や会社によってどちらを使用するかが違います。転職先が絞れている場合は、持っておくとプラスにはたらきますよ。
・社会保険労務士(以下、社労士)
労務管理や人事に携わった経験のある方は、社会保険労務士の資格があると転職の際に評価される可能性が高いですよ。社労士の資格を持つことで、年金、労災保険、健康保険、雇用保険など、社員の社会保険の手続き業務を行う際に、書類の確認チェックだけではなく、「高額療養費制度とはどんな制度なの?」「これから産休に入るけど、どんな手当てがいくらくらいもらえるの?」そんな質問にも答えられるようになるため、周りの社員には心強い存在となれるでしょう。
労務や社会保険に強くなることで、採用担当者としても活躍できるかもしれません。また、小規模な会社では社労士に委託することなく、社会保険の手続きが社内でできるようになるので、重宝されるはずです。ただし、社会保険労務士の合格率は2018年度の試験で6.3%と極めて低く、難関資格と言えます。独学では難しいので、資格学校などへ通う必要がありそうです。
独占業務のある資格は?
・宅地建物取引士(宅建士)
不動産取引の専門家である宅建士。宅建試験に合格し、受験地の都道府県知事から宅建士証を交付されると、宅建士として仕事をすることができます。不動産売買や賃貸物件のあっせんの契約の際に、重要事項を説明したり、契約書面へ記名押印したりすることは、宅建士しかできない業務です。
宅建業者は、事務所内で必ず宅建士を置くことが義務付けられており、その人数も一定数以上と決まっています。不動産の売買や仲介を行う会社には必ず必要な人材となりますから、資格があるだけで転職には有利です。ただし、宅建士証は更新制で5年ごとに講習を受ける必要がありますし、実務年数によっては試験合格後に講習を受けなければならないなど、仕事に活かすまでには少々時間がかかる点がネックです。
需要の高い業界の資格
・介護職員初任者研修
介護業界の初級資格として、介護職員初任者研修があります。以前は「ホームヘルパー2級」という資格でしたが、名称や内容が変わっています。介護職は、資格がなくても従事できますが、資格があることで採用時に優遇されるだけではなく、給与面でも時給が高くなるなど、介護業界で働くなら持っておきたい資格です。
介護業界での働き方は、施設だけではなく病院や訪問介護、介護関連サービス会社など活躍できる場所はたくさんあり、異業種からの転職でも門戸は開かれています。また、実務経験を重ねれば介護福祉士やケアマネージャーなどへのステップアップも目指すことができるので、将来のキャリアプランを描いて資格取得していきましょう。
・基本情報技術者
IT企業の募集職種には、エンジニア系、マネジメント系、営業・コンサル系の3つがあります。IT系の仕事で、まず持っておきたい資格は「基本情報技術者」です。システムの設計、開発に必要な技術を習得していることの証となります。スピード力が必要となるIT系に未経験での転職はハードルが高いかもしれませんが、エンジニア職以外にも、営業や管理職などがあるので、基礎知識は持っておいた方が良いでしょう。
基本情報技術者をお持ちの方は、応用情報技術者の資格取得へとステップアップしていけると良いですね。
その他、接客業なら「サービス接遇検定」、貿易業務に携わるなら「通関士」など、転職後の業界に適した役立つ資格を探してみましょう。
40代女性が転職しやすい職種
40代の女性が未経験からでも転職しやすい職種を4つご紹介します。
・介護職
介護を必要とする人は年々増え続け、2017年度末時点で要支援、要介護の認定を受けている人は約641万人となっており、この17年で2.9倍に増えています。(厚生労働省「2017年度介護保険事業状況報告」より)今後も介護を必要とする人は増加傾向にあり、介護職は転職の売り手市場と言えるでしょう。やりがいのある仕事ではありますが、夜勤があったり、体を使ったりするため、体力に自信がないと難しいかもしれません。人と関わるのが好きな人に向いている仕事です。
・製造工場の作業員
人と関わるのが苦手、コツコツと同じ作業を続けられる、という方は製造工場の作業員も良いですよ。軽作業で女性の多い職場もあります。覚えやすい作業が多いため、40代未経験でも転職できる可能性の高い職種といえます。ただし、収入がダウンしてしまう可能性はあります。
・営業職 不動産、金融、食品、広告など、さまざまな業種で営業職は募集があります。女性が持つ心遣い、忍耐力、コミュニケーション力などは営業職に活かせるスキルです。今まで培ってきたスキルと合わせると即戦力として活躍できるため、企業にとって採用したい人材となれるでしょう。
・セレモニースタッフ
葬儀をサポートするセレモニースタッフ遺族の悲しみに寄り添い、お通夜やお葬式が滞りなく進行することが業務です。業務内容は、会社によって異なりますが、参列者への接待、僧侶とのやり取り、会場の設営・片付けなどがあります。
セレモニースタッフに求められるのは、落ち着いた対応力と立ち振る舞いやマナーです。また、遺族や業者とのコミュニケーション力も必要となります。若さよりも経験が重視されるため、40代以降の人当たりの良い女性にぴったりの仕事です。
40代女性が転職する際気をつけたいポイントは?
転職をする際に業務内容、福利厚生や勤務時間、収入などの条件面は必ずチェックすると思います。「ちょっと条件が悪くなるけど良いか」と、その時は思っても実際に転職してみると妥協したことを後悔したり、「こんなはずではなかった」と思ったりすることもあるかもしれません。また、職場の人間関係は転職してみないと分かりません。
想定外をなくすためには、転職する前に転職の目的を明確にしておき、企業研究も慎重に行っておくことが重要です。仕事を続けながら転職活動を行う場合は、多くの会社にアプローチすることも失敗のない転職に必要なことの一つです。
今までの経験や経歴をアピールポイントとすることは大切ですが、イチから新しいことをする気持ちも忘れてはいけません。過去に固執しすぎないことにも気をつけたいですね。
40代転職では失敗は許されません。勢いで転職してしまわないよう、冷静に分析・リサーチすることが大切です。
転職活動を始めるのに最適な時期はあるのでしょうか。必ず、というわけではありませんが、1月~3月や9月は企業の採用活動が活発になります。実際に転職が決まったら現在お勤めの会社へ退職願いを出さなければいけません。円満退職できるよう、会社の繁忙期を避ける必要もあると思いますから、転職スケジュールをあらかじめ考えておきましょう。
転職したいときは?
転職のスケジュールを確認
転職を決めたら、どのように行動したらよいのでしょうか。転職の流れは4つのステップで考えていきましょう。
1、転職の準備
自己分析、自分に合った職業診断、転職スケジュールプランを練ってみましょう。
2、履歴書、職務経歴書の作成
自己PRや希望先に合った強みをアピールできるようにしましょう。
3、応募・面接
企業分析、志望動機・転職理由の整理、面接の練習など。服装や髪型などの身だしなみも今一度整えましょう。
4、内定・退職・入社
雇用条件の再確認、雇用契約書の締結、入社日・退職日の決定、退職の手続きなど。内定をもらって終わりではありません。
事前に流れを把握し、準備しておくことでスムーズに進めることができます。転職を成功に導くためには、手抜きをしないことが重要です。
どうやって求人情報を収集する?
転職の情報収拾は、求人情報誌を利用する、最寄りのハローワークを利用する、転職サイトや転職エージェントに登録する、この3つが考えられます。
・求人誌での活動
求人情報誌の場合は、情報のみの提供でサポートはなく、職選びから応募まですべて自分で決めて自分で行動しなければなりません。業界の条件面や求人量を気軽にリサーチできる点は良いのですが、表面的なことしか分からないので、40代の転職に利用するのは不安感が残ります。
・ハローワークの利用
次に、公的機関であるハローワークです。現在働いている方でも利用することができますが、施設が空いているのは基本的に平日となります。土曜日利用できたり、開庁時間が19時までと少し遅くまで開いている場所もありますが、そういった施設は限られていますので、使い勝手が悪い点がネックです。求人情報はインターネット上で誰でも閲覧することはできますが、相談や求人への応募を希望する際には、登録(求職申し込み)が必要となります。
ハローワークを利用するメリットは、資格取得やスキルアップのための職業訓練を安価で受講することができる点です。受講できる職業訓練は、失業者のみを対象とするものもありますが、在職者向けもあります。転職活動と資格取得などを同時進行でできる点がメリットです。
転職サイトや転職エージェントへの登録
最後に、転職サイトや転職エージェントを利用する場合についてです。転職エージェントは人材紹介サービスの一つです。求人の紹介だけではなく、自分に合った会社をマッチングしてくれたり、給料交渉や面接日のスケジューリングなどもしてくれます。そのため、書類選考や面接での採用率が高まることもある点が他のサービスとの大きな違いになります。
登録も紹介も費用はかかりません。エージェントと話をすることで、自分の強みを発掘してもらえたり、転職の目的を明確にしてもらえたりするメリットもあります。
転職サイトは、登録後に自分で求人を探し、Web上で応募もできるサイトが一般的ですが、自分の条件やスキルにマッチする求人を自動で探してくれてお知らせしてくれたり、口コミが充実していたり、応募企業の面接内容を事前に教えてくれたりするサイトもあります。
また、転職セミナーの開催や履歴書の添削などフォロー体制が整っている転職サイトもあります。非公開の求人もありますので、まずは登録してみることをおススメします。
そして、転職を決める前には友人や家族に相談することも大切です。背中を押してくれるか、反対するか、人それぞれアドバイスは違うと思いますが、今までの自分を見てくれている理解者です。転職のプロとは違う視点での意見も参考にしてみましょう。
主な転職サイト・エージェント3選
40代女性が転職する際に、おススメの転職サイト・エージェントをそれぞれ3つ、紹介いたします。
転職サイト3選
・マイナビ転職女性のお仕事
女性に特化している転職サイトです。女性が働きやすい職種や会社の求人情報が満載です。情報だけではなく、関連企業の「マイナビ転職」が開催する企業の担当者と直接出会える「転職フェア」への参加もできます。転職フェアは、入場無料、自由に入退場することができるので、気軽に参加できます。内容は、企業ブースの他に、相談ブースや講演もあり、「転職ってどんなもの?」と思う人でも大丈夫。
さらに、事前に登録したプロフィールや職務経歴書を見た企業からのスカウトを受けることもできます。大手だからできるきめ細かなサービスが安心です。
・エン転職
2019年のオリコン日本顧客満足度ランキングの「転職サイト」部門で第1位となっている転職サイトです。顧客満足度NO.1の理由は、掲載中の求人の約8割がエン転職だけで募集している情報であること、登録した情報にマッチした求人情報を自動でお知らせしてくれること、現・元社員の口コミが掲載されているので良い点、悪い点などリアルな声が聞けること、面接内容が事前に分かるのでしっかり準備ができること、の4つが挙げられています。
女性専用のお仕事情報もありますよ。日本最大級の求人情報数があり、履歴書の添削、面接アドバイスなどの各種サービスがすべて無料で受けることができます。
・女の転職Type
正社員で働きたい女性のための転職サイトです。プロフィールを見て興味をもってくれた企業からのスカウトメールのサービスや、条件とマッチした求人情報が自動でメール送信される条件マッチオファーのサービスもあります。
転職イベントの開催もありますが、東京などの首都圏が中心となっているので、地方在住の方にとっては少し物足りない内容かもしれません。
その他、40代50代に特化した転職サイトとして「FROM40」があります。業界別では、ファッション・アパレル業界に特化した「CREDENCE」、介護・看護・医療事務に特化した「スタッフサービス・メディカル」といった転職サイトなどもあるので、上手に活用して効率よく転職活動を進めたいですね。
転職エージェント3選
・リクルートエージェント
登録後は、まずキャリアアドバイザーとの面談があります。(電話でも可)面談結果をもとに、求人を紹介してもらえます。「自分のアピールポイントが分からない」「どの会社に応募すれば良いか分からない」「時間がない」そんな方に、キャリアアドバイザーが力を貸してくれます。
希望企業への年収交渉、企業分析、面接アドバイスはもちろん、内定後も、就職先との各種調整をしてくれ、退職のためのアドバイスももらえます。実績の高さにも定評がありますよ。
・doda(デューダ)
転職活動のはじめから終わりまで、専属のキャリアアドバイザーにサポートしてもらえます。
企業情報は、企業担当者と直接連絡を取っている求人紹介専門スタッフがいるので、転職後のミスマッチを防ぐことができます。
dodaと提携した会社からも求人紹介を受けることができるので、間口が広いことも特徴の一つです。提携エージェントは、各業界・職種・エリアに特化しているので、ステップアップの転職に利用したい転職エージェントです。
・パソナキャリア
オリコン顧客満足度の「転職エージェント」部門において2019年に第1位を獲得したパソナキャリア。求人情報が約5万件と、他の転職エージェントと比較すると数は少ないのですが、結果をみると年収アップ率67.1%、転職支援実績25万人という点が選ばれる理由のようです。
基本的に未経験分野での企業紹介は行っておらず、今までの経歴を活かしての転職に利用したいエージェントです。転職にまつわる悩み、疑問をプロにぶつけてみましょう。
転職サイトやエージェントは、ぜひ利用したいサービスです。会社によって求人情報数や強みとする業界が違うことから、2~3社に登録することをおススメします。
40代が転換期
女性の場合、結婚・妊娠・出産で思い描いた通りのキャリアが築けなかった方もいらっしゃるかもしれません。しかし、雇用延長などで働く期間が長くなってきた現在では40代は、働く期間がまだ20年以上残っています。
現在のスキルを整理し、転職に備えてスキルを磨き、これからの人生、本当に満足のいく働き方を見つけませんか。いろいろと検討した結果、転職しない選択となるかもしれませんが、現状のままで良いのかどうか、一歩踏み出すことでモヤモヤをすっきりさせることができますよ。後々後悔することがないよう、40代という転換期の今、キャリアについて考えてみましょう。一人で悩まず、家族やプロに相談することで、道が拓いてくるかもしれません。
文・冨士野喜子(ふじのFP事務所所属)/fuelle
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