【目次】
①️スポーツフィールドIPOの基礎情報
②ビジネスモデル解説（執筆＝株価プレス管理人）【12/11更新】
③IPOジャパン編集長 西堀敬 氏のコメント 【12/11更新】 ※有料会員限定
- 会社名
- 株式会社スポーツフィールド
- コード
- 7080
- 市場
- マザーズ
- 業種
- サービス業
- 売買単位
- 100株
- 代表者名
- 代表取締役 篠﨑克志 ／1982年生
- 会社住所
- 東京都新宿区市谷本村町3-29 FORECAST市ヶ谷４F
- 設立年
- 2010年
- 社員数
- 195人（2019年9月30日現在）
- 事業内容
- スポーツ人財の採用支援サービス「スポナビ」、「スポナビキャリア」 等、スポーツ人財に特化した採用支援事業
- URL
- https://www.sports-f.co.jp/
- 資本金
- 10,300,000円 (2019年11月21日現在)
- 上場時発行済み株数
- 881,600株
- 公開株数
- 301,800株
- 連結会社
- 1社
- スケジュール
- 仮条件決定：2019/12/10→2,570～2,730円に決定
- ブックビルディング期間：2019/12/11 - 12/17
- 公開価格決定：2019/12/18→2,730円に決定
- 申込期間：2019/12/19 - 12/24
- 上場日：2019/12/26→初値8,500円
- シンジケート ※会社名をクリックすると外部サイトへ飛びます
- 主幹事証券：SMBC日興証券
(SMBC日興証券の詳細記事はこちら)
- 引受証券：SBI証券
(SBI証券の詳細記事はこちら)
- 引受証券：いちよし証券
- 引受証券：岩井コスモ証券
- 引受証券：エース証券
- 引受証券：東洋証券
- 引受証券：極東証券
- 引受証券：
マネックス証券 (マネックス証券の詳細記事はこちら)
- 引受証券：松井証券
(松井証券の詳細記事はこちら)
- 大株主
- 篠﨑克志 35.40%
- 加地正 18.16%
- 森本翔太 18.16%
- 伊地知和義 18.16%
- 永井淳平 3.18%
- 北川雅人 1.34%
- 山本憲司 0.45%
- 佐野浩太郎 0.42%
- 岡村芳明 0.38%
- 小西秀人 横山沙織 龍井渚 井原隆 0.22%
- 業績動向（単位：１千円）
売上高 経常利益 当期利益 純資産 - 2016/12 単体実績
670,054 -490 -1,875 21,450 - 2017/12 連結実績
1,106,727 60,171 41,031 59,396 - 2018/12 連結実績
1,516,370 113,916 72,809 132,205 - 2019/09 第3四半期連結実績
1,587,152 330,033 213,455 345,661 - ロックアップ情報
- 指定された株主は上場後180日目の2020年6月22日までは普通株式の売却ができず（例外あり）
- 調達額（公開株数×公開価格）
- 8億2391万4000円（301,800株×2,730円）
- 潜在株数（ストックオプション）
- 65,280株
- ビジネスモデル解説（執筆＝株価プレス管理人）
- 株式会社スポーツフィールド＜7080＞はスポーツ人材に特化した、新卒及び中途採用の支援事業を行う人材紹介会社である。
自社サイト（「スポナビ」、「スポナビキャリア」）及び採用イベントを通じ、企業の採用活動を支援している。
■事業内容詳細
同社はスポーツ人材に特化した人材紹介会社である。現役体育会学生や、過去にスポーツ・競技経験のある社会人経験者、引退したプロ・アマチュアアスリートの人材紹介に特化している。（尚、同社では人材＝人財と表現しているが、本稿では同社の部門名称以外は一般的な“人材”と表記している）
同社の事業は新卒事業部門（新卒者向け）と中途事業部門（既卒者向け）に分けられている。
(画像=新株式発行並びに株式売出届出目論見書)
ビジネスモデルとしては体育会人材を採用希望企業に紹介し、採用がなされると企業から紹介手数料を受領している。また採用イベントでは、出展企業から出展料を受領する。
2019年9月末時点、全国11拠点で事業を展開しており、全国22地域で採用イベントを開催している。
(画像=新株式発行並びに株式売出届出目論見書)
●新卒事業部門について
新卒事業部門は大学が公認している運動部に所属する現役体育会学生を対象とし、スポーツ人材とスポーツ人材を採用したい企業のマッチングを行う。
具体的には新卒者向けイベント事業、新卒者向け人材紹介事業から構成されている。
新卒者向けイベント事業では体育会学生に特化した就職イベントを開催することで、体育会学生を採用したい企業は、ピンポイントでターゲット人材との接点を持つことが可能である。
(画像=新株式発行並びに株式売出届出目論見書)
また新卒者向け人材紹介事業では、同社サイト「スポナビ」に登録した体育会学生に対し、就職アドバイザーが就職カウンセリングを行い、マッチする就職先を紹介している。
●中途事業部門について
中途事業部門では、過去にスポーツ・競技経験のある社会人経験者や引退したプロ・アマチュアアスリートを対象に人材紹介事業を行う。
同社サイト「スポナビキャリア」に登録した人材に対し、転職アドバイザーが事前面談を行い、キャリアプランを考えた上で適切な企業を紹介している。
■事業別売上高について
2018年12月期の各事業別売上高は下記である。
2018年12月期 売上高15億円
・新卒者向けイベント 売上高6.9億円
・新卒者向け人財紹介 売上高3.9億円
・既卒者向け人財紹介 売上高4.0億円
新卒者向けイベントの売上高が最も大きい。人財紹介事業は新卒者と既卒者向けが概ね同程度の売上規模であるが、同社全体としては新卒者向けサービス（イベント+人材紹介）が売上の約7割を占めている。
■業績推移
2016年12月期 売上高6.7億円、経常利益▲0億円、当期純利益▲0億円
2017年12月期 売上高11億円、経常利益0.6億円、当期純利益0.4億円
2018年12月期 売上高15億円、経常利益1.1億円、当期純利益0.7億円
2019年12月期（予想） 売上高19億円、経常利益2.0億円、当期純利益1.3億円
※2017年12月期より連結決算
毎期着実に増収を続けており、2017年12月期以降は黒字を継続している。2018年12月期には経常利益1億円の大台を突破した。2019年12月期も引き続き増収増益を予想しており、経常利益2.0億円の到達を予想している。
2019年12月期Q3（累計）は売上高16億円、経常利益3.3億円であり、通期予想達成に向けて進捗は順調である。尚、例年Q4は閑散期で赤字となるため、通期予想に近い数字での着地を予想している。
■目論見書
2018年12月期末時点で、資産合計7.4億円に対し純資産合計1.3億円、自己資本比率18%である。
借入金3.5億円に対し、現預金3.7億円に加え売掛金1.1億円が存在している。
また営業活動によるキャッシュ・フローは2017年12月期+1.1億円、2018年12月期+0.8億円とプラスで推移している。
■資金使途
IPOにより1.5億円の資金調達を行い、下記の使途を予定している。
・人員拡大に伴うオフィス拡大のための設備投資資金 0.2億円
・事業拡大のための採用資金 0.5億円
・新卒者及び既卒者の求職者確保のための広告宣伝費 0.7億円
調達資金は事業拡大のための投資資金に充当される。
■株主状況
篠﨑社長が株式シェア35%を有する筆頭株主である。第2位株主は伊地知副社長（株式シェア18%）、加地専務（同18%）、森本専務（同18%）の3名が同数株式を保有している。
篠﨑社長以下の役員陣で89%の株式シェアを有しており、安定的な株主構成である。
尚、個人株主のみの株主構成であり、ファンド及び法人株主は存在しない。
■まとめ
