4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も新型コロナウイルスの感染拡大の影響で決算発表を6月以降に延期した一部企業を除いてほぼ終了となりました。その決算も新型コロナウイルスの感染拡大の影響で厳しいものとなり、そうしたなかで減益決算となった企業も少なくありません。

投資のヒント
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しかし、減益ながら会社予想を大きく上回った銘柄もみられます。そこで今回はTOPIX500採用の3月決算企業を対象に減益となったものの会社予想を1割以上上回った銘柄をピックアップしてみました。例えば先月19日に決算を発表した古河電気工業(5801)では2020年3月期の営業利益が前期比42%減の236億円となったものの、会社計画の200億円を上回ったことで決算発表翌日に株価が16%高と急伸しています。

減益ながら会社予想を1割以上上回った主な3月決算銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。

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