4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も新型コロナウイルスの感染拡大の影響で決算発表を6月以降に延期した一部企業を除いてほぼ終了となりました。そしてその決算も新型コロナウイルスの感染拡大の影響で厳しいものとなりましたが、そうしたなかでも増益を達成し最高益を更新した銘柄もみられます。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

そこで今回は最高益を更新した銘柄のなかから10年以上前の最高益を更新した3月決算銘柄をピックアップしてみました。例えば明電舎(6508)では1991年3月期の最高益を29年ぶりに更新したほか、日本ドライケミカル(1909)やデンヨー(6517)、キムラユニティー(9368)では1992年3月期の最高益を28年ぶりに更新しています。

10年以上前の最高益を更新した3月決算銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。

【関連リンク マネックス証券より】
過熱感払しょくで相場はここから仕切り直し 米国株のバリュエーションは目先の上限に達し、日柄調整が必要か
香港の未来
史上最強の米・量的緩和の株式市場への影響:長期目線でポジション積み増しも
この急落をどう捉えるか - 投資判断は?
株価と実体経済の乖離について/夏相場の見通し