4月下旬からスタートした3月決算企業の本決算発表も新型コロナウイルスの感染拡大の影響で決算発表を6月以降に延期した一部企業を除いてほぼ終了となりました。そしてその決算も新型コロナウイルスの感染拡大の影響で厳しいものとなりましたが、そうしたなかでも増益を達成し最高益を更新した銘柄もみられます。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

こうしたなか投資のヒントでは、2019年3月期の最高益を3割以上の大幅な増益で更新した銘柄に加え、20%台や10%台の増益率で最高益を更新した銘柄を取り上げてきましたが、今回は一桁の増益で2019年3月期の最高益を更新した3月決算銘柄をピックアップしてみました。例えば信越化学工業(4063)や三井不動産(8801)、三菱地所(8802)、KDDI(9433)などが一桁の増益で2019年3月期の営業最高益を2020年3月期に更新しています。

一桁増益ながら前の期の最高益を更新した3月決算銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。

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