先月の15日のアークランドサカモト(9842)を皮切りに小売企業を中心とした2月決算銘柄の第1四半期決算発表がスタートしていますが、昨日までにすでに20社の企業が決算を発表を終えています。そこで今回は6月中に決算を発表した企業の決算発表をまとめてみました。そのなかには新型コロナウイルス感染拡大を受けて営業損益が赤字に転落する企業もみられます。

投資のヒント
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例えばJ.フロント リテイリング(3086)やしまむら(8227)、アダストリア(2685)などが営業赤字となっています。しかし、その一方でこうした厳しい環境のなかでも好調な業績となった銘柄もみられます。西松屋チェーン(7545)やスギホールディングス(7649)、ニトリホールディングス(9843)などでは大幅な営業増益となり、西松屋チェーンは通期の営業利益の見通しを上方修正しています。

2月決算銘柄の第1四半期決算集計(6月15日-30日)
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。

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