先月15日のアークランドサカモト(9842)を皮切りに小売企業を中心とした2月決算銘柄の第1四半期決算発表がスタートしています。その決算発表もここにきて一段と本格化し、7月も昨日までに30社近い企業が決算を発表しています。そこで今回は7月に入ってから昨日までの決算発表をまとめてみました。
そのなかには新型コロナウイルス感染拡大を受けて営業損益が赤字に転落する企業もみられます。例えば高島屋(8233)やイオン(8267)、ミニストップ(9946)などが営業赤字となっています。しかし、その一方でこうした厳しい環境のなかでも好調な業績となった銘柄もみられます。ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(3222)やウエルシアホールディングス(3141)では大幅な営業増益となっています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。
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