7月下旬からスタートした3月決算銘柄の第1四半期決算発表も終了となりました。期初時点では新型コロナウイルス感染拡大の影響で通期の業績予想を未定とする企業が相次ぎましたが、この第1四半期では業績予想を公表する企業も随分と増えました。ただ、新型コロナウイルスの影響で減益予想を発表する企業が目立ちました。しかし、その一方で厳しい環境のなかでも増益を見込む企業もみられます。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

こうしたなか投資のヒントでは2年以上前の最高益の更新が予想される銘柄や、二桁増益で前期の最高益を更新しそうな銘柄を取り上げましたが、今回は一桁増益ながら前期の最高益を更新しそうな3月決算銘柄をピックアップしてみました。例えば明治ホールディングス(2269)では前期比で7%余りの営業増益で前期の最高益を更新する見通しとなっているほか、エレコム(6750)でも5%近い増益で前期の最高益を更新する予想となっています。

一桁増益で前期の最高益を更新しそうな3月決算銘柄 一桁増益で前期の最高益を更新しそうな3月決算銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。

関連リンク マネックス証券より】
米国株の下げは短期的な調整となるか/日本株が上放れるための条件は
日経平均3万円への道 アップデート2020年9月
10周年
米国株調整の度合いを見定める展開 メジャーSQも波乱含みか
米国株急落は健全な調整