7月下旬からスタートした3月決算銘柄の第1四半期決算発表と並行して行われていた12月決算銘柄の上期決算発表ですが、それも8月中旬にほぼ終了となりました。その結果をみると新型コロナウイルスの感染拡大を受けて厳しい決算となる企業が目立ちましたが、その一方でそうした環境のなかでもこの上期に増益を確保した銘柄みられます。

投資のヒント
(画像=PIXTA)

そしてそうした銘柄のなかには期待を上回る増益となった企業もあります。そこで今回はTOPIX500採用の12月決算銘柄を対象に上期の営業利益がコンセンサス予想を5%以上上回る増益となったものをピックアップしてみました。例えばヒューリック(3003)では上期の営業利益が前年同期比で20%余りの増益となりコンセンサスを53%近く上回っています。

上期がコンセンサス予想を5%以上上回る増益となった12月決算銘柄
(画像=マネックス証券)

金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。

関連リンク マネックス証券より】
今後のマーケットにおけるリスク要因、上昇の材料は?
米国株相場展望‐大統領選へ向けて株価はどう動くか
FOMC経済予測に注目 ナスダックの調整度合いの見極めも重要
新総理誕生へ。「デジタル庁」は何を生むのか?
地銀株:「再編期待で買い」は正解か