プロミスのカードローンは、「Web完結」で手続きをすれば来店の手間も郵便物もなく、最短で当日中にお金を借りることができます。ここでは、手続きの方法をメリットや注意点と併せて解説します。

「Web完結」とは?「Webからのお申し込み」との違いは?

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(画像=PIXTA)

「Web完結」とは、カードローンの申し込み、借り入れ、返済といった一連の手順をすべてオンラインで済ませられるサービスです。そのため「カードローン」であるにもかかわらず、物理的なカードは発行されません。ただし、必要であれば後で無料で発行してもらうこともできます。

プロミスのホームページには、「Web完結」のほかに「Webからのお申し込み」という言葉も出てくるので、どう違うか悩んでしてしまうかもしれません。

「Webからのお申し込み」は、お金を借りるときの手続きのうち「申し込み」の部分をWebで行うことです。一方で「Web完結」は、最初から最後まですべてWebで行います。

「Web完結」を利用するためには「Webからのお申し込み」が必須ですが、「Webからのお申し込み」をしたからといって「Web完結」になるとは限りません。

プロミスの「Web完結」での申し込みからキャッシングまでの流れ

「Web完結」を利用する場合、お金を借りるまでにどのような手順があるのか確認しておきましょう。

ステップ1.パソコン、スマホ、アプリのいずれかから申し込む

まず、カードローンの申し込み手続きをします。Web完結にする場合、パソコンかスマホでプロミスのホームページにアクセスして申し込み画面を開くか、専用のスマホアプリをダウンロードして、そこから申し込みます。

申し込み画面が出てきたら、住所や氏名など必要な情報を入力します。この段階で希望の契約方法を聞かれるので、「来店でご契約」ではなく「Webでご契約」を選択しましょう。

ステップ2.審査結果を待つ

申し込みが済んだら、入力された内容や在籍確認の結果をもとにプロミス側で審査が行われます。審査とは「この人はお金を貸したら返してくれる人かどうか」を金融機関側が判断することです。在籍確認については、後述します。

この審査に通過しなければ、お金を借りることができません。審査結果は電話かメール、どちらか自分が申し込みのときに選択した方法で連絡されます。

ステップ3.契約手続きをする

審査に通過したら、次はカードローンを契約するための手続きに進みます。これも申し込みと同様に、パソコン、スマホ、アプリから行います。カードの受け取り方法を聞かれるので、「カード不要」を選択しましょう。この手続きが済めば、実際にお金を借りられるようになります。

プロミスの「Web完結」で提出する書類

「Web完結」では、必要書類をスマホなどで撮影して送信することになります。以下の書類を手元に用意しておくと、スムーズに手続きができますよ。

・本人確認書類
本人確認の方法は、「金融機関口座でかんたん本人確認」か「アプリでかんたん本人確認」のどちらかを選択します。どちらを選ぶかによって、必要な書類や返済方法が変わります。

  金融機関口座でかんたん本人確認 アプリでかんたん本人確認
本人確認書類 下記のうちいずれか1点
・運転免許証
・パスポート
(2020年2月3日以前に申請し、
発行されたもので、
住所欄に現在お住まいの
自宅住所が記載されているもの)
・マイナンバーカード(※1)
(通知カードは不可)
・在留カード/特別永住者証明書
・住民基本台帳カード
・健康保険証 +1点(例:住民票)
下記のうちいずれか1点
・運転免許証
・在留カード
返済方法 口座振替 インターネット返済
または、スマホATM

※1:個人番号(マイナンバー)が記載されている本人確認書類または収入証明書類などをご提出いただく際は、個人番号(マイナンバー)が記載されている箇所を見えないように加工して、ご提出いただきますようお願いいたします。

どちらの確認方法でも、提出する本人確認書類と現住所が違っている場合は、公共料金の領収書か住民票の写しなど「現住所を確認できる書類」が追加で必要になります。

借入希望額が50万円超、もしくは借入希望額と他社での借入残高の合計が100万円超の方は、「収入証明書類」も提出します。最新の源泉徴収票、確定申告書、税額通知書、給与明細書(直近2ヵ月分)+賞与明細書の、いずれか1点を提出しましょう。

プロミスで「Web完結」にしたら、どうやって借り入れする?

申し込みや契約が済んだあと、実際にお金を借りる方法は2つあり、自分の都合に合わせて選べるようになっています。

スマホやパソコンで手続き

スマホやパソコンから、プロミスの会員専用ページにログインします。そこで手続きをすれば、自分で入力した金額を指定した口座に振り込んでもらえます。早ければ10秒程度で入金されるので、急いでいるときに便利です。振込手数料はかかりません。

24時間365日いつでも手続きはできますが、以下のように金融機関によって入金にかかる時間が違います。

銀行名 入金が反映される時間
三井住友銀行 曜日・時間帯を問わず、約10秒後
ただし、毎週日曜日21:00~翌月曜日7:00はサービス停止
ゆうちょ銀行 曜日・時間帯を問わず、約10秒後
ただし、毎月第3月曜日0:00~8:30はメンテナンス
住信SBIネット銀行 平日は約10秒後
土・日・祝は以下のとおり
0:00~0:30    当日8:45~9:30頃
0:30~23:30    約10秒後
23:30~24:00    翌日8:45~9:30頃

そのほかの金融機関について知りたい場合は、プロミスのホームページで検索してみましょう。中には「Web完結」に対応していない金融機関もあるので、申し込み前に確認しておきましょう。

アプリとコンビニATMで手続き

プロミスには、「アプリローン」というサービスがあります。セブン銀行やローソン銀行の「スマホATM」を使って、カードなしでアプリからの手続きだけでお金を借りることができます。

このアプリは、申し込み、必要書類の提出、契約内容の確認、借り入れの手続きのすべてを完結でき、いろいろな場所で使えるクーポンの配布などもあります。

振込だと都合が悪い場合は、こちらの方法が便利です。ただし、ATM手数料(1万円以下:110円、1万円超:220円)がかかります。

プロミスで「Web完結」にした場合の返済方法は?

借り方だけでなく、返し方もしっかり把握しておきましょう。前述のとおり、本人確認方法によって返済方法が変わります。

  金融機関口座でかんたん本人確認 アプリでかんたん本人確認
返済方法 口座振替 インターネット返済
または、スマホATM

口座振替

口座振替の場合、契約時に引落口座を選び、毎月決まった日にその口座からお金が引き落とされて返済に充てられます。手数料は不要です。

引落日は通常毎月5日ですが、以下の金融機関を選んだ場合は、5日、15日、25日、末日のいずれかから自分で選ぶことができます。

・三井住友銀行
・三菱UFJ銀行
・みずほ銀行
・ゆうちょ銀行
・ジャパンネット銀行

インターネット返済・スマホATM

インターネットやスマホATMを使った返済は、口座振替のように自動で行われないため、期日に遅れないよう自分でその都度手続きをする必要があります。会員ページから振り込む要領で返済できるのがインターネット返済、アプリとコンビニATMを利用して手続きをするのがスマホATM返済です。

返済方法は、契約後に変更することもできます。残高不足や返済忘れを防ぐには、プロミス会員ページから無料で設定できる「ご返済日お知らせメール」が便利ですよ。

プロミスの「Web完結」のメリット・デメリット

「Web完結」のメリット

・いつでもどこでも手続きができる
営業時間を考える必要がなく、土日でも夜間でも関係なく必要なタイミングで手続きができます。スマホかパソコンがあれば、移動の手間もかかりません。手続きも簡単に済ませられますし、最短で当日中にお金を借りられます。

・郵便物やカードがない
「郵便物やカードを家族に見られるとカードローンの利用がバレてしまうから嫌だ」という方も少なくありません。「Web完結」ならスマホやパソコンだけで完結するため、プロミスの店舗や無人契約機に入っていくところを見られる心配もありません。

「Web完結」のデメリット

・パソコンやスマホの操作が必要
「Web完結」ではすべての手続きをオンラインで済ませるため、ログインや必要事項の入力、写真の撮影、アップロードなど、あらゆる作業をパソコンとスマホで行うことになります。普段これらの操作に慣れていない方は、難しいと感じるかもしれません。

・プロミスの「Web完結」に対応していない金融機関がある
「Web完結」にしたいと思っていても、自分が使いたい口座が対応していないことがあります。また、金融機関によっては入金が遅かったり、返済日を選択できなかったりすることもあるため、事前に確認しておきましょう。

在籍確認や郵送物は?プロミス「Web完結」を利用する際の注意点

前述のとおり「Web完結」にすれば郵便物はありませんが、在籍確認は行われます。

在籍確認とは、申込時に申告した勤務先が実在するか、本当に申込者がそこで働いているかを確認するために、プロミスの担当者がその職場に実際に電話をかけて確かめることです。在籍確認は、プロミス以外のカードローンやクレジットカードなどでも行われています。

「職場に電話がかかってくるのは嫌だ」という方もいるでしょう。しかし、担当者はプライバシーに配慮しており、「プロミス」と名乗ったり「カードローン」と要件を告げたりすることはありません。

事前に相談しておけば、電話をかける時間帯や曜日に融通を利かせてくれることもあります。心配な方は、申込後に自分あてに本人確認の電話がかかってきたときに、相談してみましょう。

「Web完結」ができるプロミス以外のカードローン

「Web完結」ができるカードローンは、プロミスだけではありません。SMBCモビット、レイクALSAでも「Web完結」を利用できるので、それぞれの違いを比較して自分に合うものを選びましょう。

サービス名 プロミス SMBCモビット レイクALSA
Web完結
金利
(実質年率)
年4.5〜17.8%
※新規契約時
遅延利率:20.0%
年3.0~18.0%
遅延利率:年20.0%
年4.5〜18.0%
遅延利率:年20.0%
スピード 最短30分で融資可能 即日融資可能 最短1時間で融資可能
最大
借入可能額
500万円 800万円 500万円
その他特徴 会員限定の優待
サービスがある。
条件を満たせば
「30日間無利息
サービス」も利用可能。
Web完結なら、
電話連絡なし
返済でVポイントが
貯まる。
初めて利用
するときは、
Web申込で
60日間無利息、
借入額のうち5万円が
180日間無利息などの
サービスがある。

プロミスはどんな会社?安心?

サービス名 プロミス
運営会社名 SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
商品ラインナップ ・フリーキャッシング
・レディースキャッシング
・貸金業法に基づくおまとめローン
・自営業者カードローン
・目的ローン
受賞歴 2020年オリコン顧客満足度調査
ノンバンクカードローン 第1位

「消費者金融でお金を借りるのは、なんだか怖い」という方もいるでしょう。

プロミスは、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社という会社が運営しています。この会社は業界大手で貸金業法もきちんと守っている会社なので、心配は無用です。法外な利息を要求されることも、借金取りが家まで取り立てに来て、罵声を浴びせることもありません。

プロミスの「Web完結」は手軽で便利!上手に使おう

ここまでご紹介したとおり、プロミスの「Web完結」は手続きの手間も最小限で済み、スピードも速いので、急ぎで手軽にお金を借りたいという方にはメリットが大きいでしょう。

ただし、簡単にお金を借りられるだけに「借り過ぎ」には十分注意しましょう。他の方法と金利を比較したり、借りる前に返済シミュレーションをしたりして、無理なく返していけることを確認しておきたいですね。

文・馬場愛梨(ばばえりFP事務所 代表)
自身が過去に「貧困女子」状態でつらい思いをしたことから、お金について猛勉強!銀行・保険・不動産などお金にまつわる業界での勤務を経て、独立。むずかしいと思われて避けられがち、でも大切なお金の話を、ゆるくほぐしてお伝えする仕事をしています。AFP資格保有。

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