7月下旬からスタートした12月決算銘柄の上期決算発表は8月中旬にほぼ終わりとなりましたが、それから1カ月以上が経過したこともあってアナリストによる業績や目標株価の見直しも随分と進んだとみられます。そこで今回は7月中に上期決算を発表したTOPIX500採用の12月決算銘柄を対象に決算発表後に目標株価の引き上げがあったもの(足元の株価を上回るもののみ対象)をピックアップしてみました。
そのなかでも特に目標株価の引き上げが目立ったのがルネサスエレクトロニクス(6723)で、上期の営業損益が前期の赤字から黒字に転換したこともあって決算発表後に9社が目標株価を引き上げています。また、協和キリン(4151)でも4社が目標株価を引き上げたほか、JT(2914)とナブテスコ(6268)でも決算発表後に3社が目標株価を引き上げています。
金山敏之(かなやま・としゆき)
マネックス証券 シニア・マーケットアナリスト
国内証券会社の投資情報部にて、営業向けの個別銘柄・業績動向分析レポートを担当、その後、外資系証券などを経て、2007年4月より現職。国内市況、業種、および個別銘柄に関する分析を担当。「マーケットメール」コラムの執筆を行う。日本証券アナリスト協会検定会員。
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