(本記事は、佐藤 秀氏の著書『格差は子ども社会において現れる!ああ格差社会』の中から一部を抜粋・編集しています)

仕事

格差は子ども社会において現れる!ああ格差社
(画像=maryviolet/stock.adobe.com)

地方の子
メーカーや小売業に従事すること

都市部の子
単価の高いサービス業、専門職に就くこと

都心の子
人を使うこと。会社を経営すること。会社を所有すること

地方のほうが、一次産業や二次産業に属している割合が多い。第三次産業たるサービス業も存在するが、弁護士や弁理士、会計士といった専門職は少ない。

言いかえれば、そういったサービスの需要がないのである。

単価の高いサービス業というのは、医師や歯科医以外は、地方にはほぼ存在しないとも言えるだろう。

次の項で詳しく述べているように、人間とはブレーキとアクセルとが逆についているようなもので、「人間の生命維持に必須のものや必要なもののほうが、本来的に不要なものに比べて単価が安い」といった変な構造になっている。

たとえば、卵や牛乳など生命維持に必要なものは、ここ数十年でもほとんど値段が変わっていない。しかし、弁護士費用や税理士費用といったような、生命維持にはほとんど関係ないものに限って、値段が高いのである。

そしてまた、そういった仕事のほとんどは都市部や都心にあり、それがそこでのGDP(ひいては、世帯収入や生活水準)を高めることになっている。つまり、生活に必須のものは地方に、生活に必須でないものは都心や都市部にあるわけである。

そうしたことは、日本に限らず、どこの国にも共通する。したがって都心というのは、ほとんど“生活の臭い”や“人間らしい生活”といったものから離れるようになってしまっている。

ちなみに女性が働く割合というのは、地方では意外に高い。これは、農業や漁業といった、人間が生きるために必要な職業には、女性も従事するからである。

さて、人間社会においてその存在が必須のようでありながら、人間の生命維持にはあまり深く関係しない究極の職業といえば、会社や事業のオーナーである。

都心に行くと、そんな連中ばかりである。

ああ格差社会[仕事]
生活に必須な仕事は地方に、必須でない仕事は都心や都心部に存在する
格差は子ども社会において現れる!ああ格差社会
佐藤 秀(さとう すぐる)
千葉県の農村部出身。現在、東京都千代田区永田町周辺に在住。
某士業に就き、実績は国内外1000件以上。
東京の一等地にオフィスを構え、業界屈指の雄としても知られている。
家族は妻、長女、長男、ふたりの子どもは都心の某有名中学校、小学校に通学していた。

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