多くのカードローンがある中で、ネット銀行ならではの高金利で人気なのが楽天銀行スーパーローンです。

入会すると楽天ポイントがもらえたり、スマホで簡単に申し込みができたりと魅力的なカードローンですが、利用する方にとって楽天銀行スーパーローンの返済方法は少しわかりにくい部分があるかもしれません。

この記事では、楽天銀行スーパーローンの返済方法にフォーカスして解説します。

楽天銀行スーパーローンの返済方式

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(画像=PIXTA)

楽天銀行スーパーローンには、2つの返済方法があります。申し込んだ時期によって返済方法が異なるので、注意が必要です。

・返済方法1:残高スライドリボルビング返済D
・返済方法2:残高スライドリボルビング返済

返済方法1:残高スライドリボルビング返済D

平成28年7月19日以降に申し込みをした方の返済方式です。

基本的には、残高スライドリボルビング返済と同じです。申し込んだ時期によって、選択できる返済方式が異なりますので注意しましょう。

ご利用残高 毎月のローン返済額
10万円以内 2,000円
10万円超30万円以内 5,000円
30万円超50万円以内 1万円
50万円超100万円以内 1万5,000円
100万円超150万円以内 2万円
150万円超200万円以内 3万円
200万円超250万円以内 3万5,000円
250万円超350万円以内 4万円
350万円超400万円以内 4万5,000円
400万円超500万円以内 5万円
500万円超600万円以内 6万円
600万円超700万円以内 8万円
700万円超800万円以内 10万円

返済方法2:残高スライドリボルビング方式とは

平成28年7月19日以前に会員になった方はこちらの方式です。現在、先ほど紹介した残高スライドリボルビング返済Dへの変更を受け付けています。

現在会員になっている方だけに適用される返済方式で、残高スライドリボルビング返済Dとは利用残高別の返済額が違います。

ご利用残高 毎月のローン返済額
10万円以内 3,000円
10万円超30万円以内 5,000円
30万円超50万円以内 1万円
50万円超100万円以内 1万5,000円
100万円超150万円以内 2万円
150万円超200万円以内 3万円
200万円超250万円以内 3万5,000円
250万円超350万円以内 4万円
350万円超400万円以内 4万5,000円
400万円超500万円以内 5万円

返済方式についての注意点

現在、楽天銀行スーパーローンの返済方式は残高スライドリボルビング返済となっており、新規で申し込んだ方は残高スライドリボルビング返済Dが適用されます。

違いは「D」がついているか、ついていないかだけなのでわかりにくいのですが、「残高スライドリボルビング返済D」がほとんど方に適用される返済方式と覚えておきましょう。

楽天銀行スーパーローンの返済方法の基本は「口座引き落とし」

楽天銀行スーパーローンの基本的な返済方式は、口座引き落としのみです。口座引き落としは毎月返済する場合の返済方法ですが、随時返済することもできます。

口座引き落としとは

口座引き落としとは、利用者が申し込み時に指定した返済日に、登録した口座から返済金額が引き去られることです。自動引き落としなので、口座に返済額を超える残高があれば、忘れていても引き落とされるので安心です。

楽天銀行スーパーローンの返済金額は、毎月の自分で設定した返済日の15日前に確定します。「指定した返済日に口座に返済金額がない」といったことがないように注意しましょう。   楽天銀行スーパーローンの引き落とし口座は、都市銀行・地方銀行・信託銀行・信用金庫・労働金庫・農業協同組合(一部を除く)を利用できます。

自分が使用している口座を引き落とし口座に指定できるかどうか、公式サイトで確認しておきましょう。

引き落とし口座に指定できない金融機関もあるので注意

楽天銀行スーパーローンで、口座振替を指定できない金融機関は以下のとおりです。

・ゆうちょ銀行
・大和ネクスト銀行
・ローソン銀行
・GMOあおぞらネット銀行

また、楽天銀行スーパーローンの返済日によっては指定できない金融機関があります。詳しくは、後ほど解説します。

楽天銀行スーパーローンの返済日は4日ある 

楽天銀行スーパーローンの返済日は、以下の4つから選べます。

・1日
・12日
・20日
・27日

メンバーデスクやカードセンターで変更届を出すことで、いつでも返済日を変更できます。

楽天銀行スーパーカードローンの返済日に関する注意点

引き落とし口座のところでも触れましたが、自分が設定した返済日によっては利用できない金融機関があるため注意が必要です。

・27日……楽天銀行口座のみ設定可能
・1日、20日 ……auじぶん銀行は設定できない
・12日……静岡中央銀行、沖縄海邦銀行 商工組合中央金庫は設定できない

上記以外にも一部設定できない金融機関があります。最新情報は公式サイトを確認してください。

楽天銀行スーパーローンでおトクに借りるなら随時返済を利用しよう

楽天銀行スーパーローンは、借入残高によって毎月の返済金額が自動的に決まります。 そのため、お金に余裕のある時は随時返済を活用して、早期返済を目指しましょう。

自主的に返済額を増やして支払う利息を減らすことが、カードローンを賢く利用するコツです。

楽天銀行スーパーローンでは、借入残高によって返済額が以下のように決まっています。

ご利用残高 毎月のローン返済額
10万円以内 2,000円
10万円超30万円以内 5,000円
30万円超50万円以内 1万円
50万円超100万円以内 1万5,000円
100万円超150万円以内 2万円
150万円超200万円以内 3万円
200万円超250万円以内 3万5,000円
250万円超350万円以内 4万円
350万円超400万円以内 4万5,000円
400万円超500万円以内 5万円
500万円超600万円以内 6万円
600万円超700万円以内 8万円
700万円超800万円以内 10万円

上記は、あくまでも最低返済金額です。自主的に返済額を増やすことを「随時返済」と呼びます。金融機関によっては「繰上げ返済」と呼んでいるところもありますが、意味は同じです。

随時返済には、利息を含めた返済総額を減らせるメリットがあります。最低返済金額だけ支払って長く借りていると、思ったよりも利息を支払うことになるので、積極的に随時返済を行って早期完済を目指しましょう。

楽天銀行スーパーカードローンで随時返済をする3つの方法

楽天銀行スーパーローンの随時返済方法は、3つあります。

随時返済方法1:提携ATMから返済

提携ATMで「ご入金」を選択
暗証番号を入力する
お金を投入する
入金額を確認して確認ボタンを押す
明細とカードを受け取る

全国に10万台以上設置されているCD・ATMで随時返済ができます。返済は紙幣のみで、硬貨での返済はできません(一部のATMでは硬貨で返済できます)。

返済時の手数料は無料です。提携ATMの一部は以下のとおりですが、詳細は公式サイトで確認してください。

・みずほ銀行
・三井住友銀行
・セブン銀行
・イオン銀行
・イーネット
・ローソン銀行ATM

随時返済方法2:インターネットからの返済

会員サービスの「メンバーデスク」から、金融機関のインターネットバンキングを利用して随時返済が可能です。手数料は無料で、1円単位で返済できます。

随時返済方法3:振込での返済

楽天銀行スーパーローンには、随時返済専用の口座があります。利用する人によって口座番号が違うので、楽天銀行カードセンターに電話をして確認する必要があります。

楽天銀行カードローンセンター:平日9:00~20:30

なお、振込手数料は振り込む人が負担します。

随時返済するとどのぐらいお得になるの?

実際に随時返済をすると、どのくらい利息が減るのでしょうか。随時返済した場合の利息を計算してみましょう。

今回は、以下の条件で計算しています。

借入金額:20万円
借入金額(年率):14.5%

毎月の返済金額 返済回数(ヵ月) 利息合計
4,000円 78回 10万8,574円
6,000円 43回 5万7,476円
8,000円 30回 3万9,537円
1万円 24回 3万303円

毎月の返済額を4,000円から1万円に増やすだけで、利息額が7万円以上変わることがわかります。

今回のケースでは、毎月の返済額が4,000円の場合は完済まで78ヵ月かかりますが、毎月随時返済をして返済額を8,000円にすれば、30ヵ月で完済できることがわかります。

随時返済を活用するだけで利息を大幅に減らすことができるので、積極的に活用することをおすすめします。

もし楽天銀行スーパーローンで返済を忘れてしまったら 

もし楽天銀行スーパーカードローンの返済を忘れてしまった場合は、楽天銀行カードセンターに電話して相談したほうがよいでしょう。

楽天銀行スーパーローンに限った話ではありませんが、返済が遅れると遅延損害金が発生します。

返済日に引き落としができないと、翌日から借入残高に対して遅延損害金が発生します。遅延損害金は日割りで計算されます。

返済しない期間が長くなれば長くなるほど遅延損害金が増えていくため、十分注意してください。

随時返済を利用して早期返済を目指す 

楽天銀行スーパーローンでは、返済日を自分で選ぶことができますし、借入残高によって変わりますが最低返済金額は2,000円からと、利用しやすいカードローンといえます。

ネット銀行ならではの特典も豊富にあるためy、初めての方でも安心して利用できるでしょう。

ただし、最低返済金額が低いからといって随時返済をしないで長く借りていると、想定していたよりも利息を多く支払うことになるので注意が必要です。

お金を借りていることを自覚して、お金に余裕のある時に積極的に随時返済を行うことが、賢くカードローンを利用するコツといえるでしょう。

文・鴨志田 大輔 (かもしだ だいすけ)ファイナンシャルプランナー
大学卒業後、広告代理店に入社。社会人生活をする中で、自分のお金の知識が高くない事を感じ、お金の知識をより持っている方が人生が豊かになると痛感。人生をより幸せで豊かにする為にお金の知識を持ちたい気持ちが強くなり、ファイナンシャルプランナーの資格を取得。現在は、初心者の方が見て、分かりやすい記事を作成する事でお金の知識を発信することに注力している.

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