キャデラックの伝統と真のドライバーズカーを作るためのノウハウを結集した新型プレミアムセダンの「CT5」が日本デビュー。車両価格は560~620万円に設定

 ゼネラルモーターズ・ジャパンは2021年1月16日、キャデラックの新型ラグジュアリーセダンのCT5を発売した。

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▲キャデラックCT5プラチナム 価格:10SAT560万円 全長4925×全幅1895×全高1445mm ホイールベース2935mm 車重1680kg 乗車定員5名 駆動形式はRWD シューズにはシルバーフィニッシュ18インチアルミホイール+245/45R18 96Vタイヤを装着する

車種展開は以下の通り。
CT5プラチナム:560万円
CT5スポーツ:620万円
なお、ユーザーへの納車開始は本年3月を予定している。

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▲キャデラックCT5スポーツ 価格:10SAT620万円 全長4925×全幅1895×全高1445mm ホイールベース2935mm 車重1760kg 乗車定員5名 駆動形式はAWD シューズにはパールニッケルフィニッシュ19インチアルミホイール+245/40R19 94Vタイヤを組み込む

 新型キャデラックCT5は、卓越したデザインやパフォーマンス、快適性を最新テクノロジーによって融合し、細部に至るまで精緻に設計した新世代のラグジュアリーセダンである。日本導入モデルは、ラグジュアリー系の「プラチナム」とスポーツ系の「スポーツ」という2グレードで構成した。

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▲エクステリアは2016年開催の「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」で初公開された「エスカーラ コンセプト」(写真)にインスパイアを受けてデザインされる

 まずエクステリアは、2016年開催の「ペブルビーチ・コンクール・デレガンス」で初公開された「エスカーラ コンセプト」にインスパイアを受けてデザイン。エッジの利いたキャデラックのシグネチャースタイルを、より彫刻的で流麗に表現している。具体的には、どの角度から見てもスポーティで洗練された新しいファストバックスタイルに、ロングホイールベース(2935mm)と引き伸ばされたサイドガラスとのコンビネーション、前後四隅を引き締めるLEDバーティカルライト、存在感のあるメッシュグリルなどを採用し、ひと目でキャデラックの新世代セダンモデルと分かるアピアランスを創出した。ボディカラーはプラチナムが標準ペイントのセーブルブラックのほかに有償ペイントのクリスタルホワイトトゥリコート/ガーネットメタリック/サテンスチールメタリック/インフラレッドティントコートを、スポーツが標準ペイントのセーブルブラックのほかに有償ペイントのクリスタルホワイトトゥリコート/ウェーブメタリック/シャドーメタリック/インフラレッドティントコートをラインアップしている。

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▲ロングホイールベースと引き伸ばされたサイドガラスとのコンビネーションや前後四隅を引き締めるLEDバーティカルライトなどを採用し、ひと目でキャデラックの新世代セダンモデルと分かるアピアランスを具現化

 内包するインテリアは、ハイテク&プレミアムをキーワードに品質や細部へのこだわり、本物の素材、完璧なクラフトマンシップを重視するとともに、シンプルかつ操作性に優れる各種テクノロジーを採用。前後席レッグルームは同セグメントでトップクラスの広さを確保し、さらに高解像度10インチタッチスクリーンやロータリーコントローラー、スクロール、ハードボタンを組み合わせた直感的なインターフェースによってスマートフォンのようなスムースな操作を可能とする。また、音源の制御とアクティブノイズキャンセレーション技術で実現した静粛性と心地よいサウンド、ワイドな後方視界が得られるリアカメラミラー、視線移動を少なくするヘッドアップディスプレイ、イオン発生除菌機能付きのエアコンディショナー、GMジャパンとゼンリンデータコムが共同開発した完全通信車載ナビ「クラウドストリーミングナビ」など、多様な装備や先端技術を豊富に組み込んだ。

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▲インテリアはハイテク&プレミアムをキーワードに品質や細部へのこだわり、本物の素材、完璧なクラフトマンシップを重視するとともに、シンプルかつ操作性に優れる各種テクノロジーを採用する。ハンドル位置は左。写真はスポーツの内装
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▲GMジャパンとゼンリンデータコムが共同開発した完全通信車載ナビ「クラウドストリーミングナビ」を装備

 内装カラーはプラチナムがサハラベージュ/ジェットブラックとジェットブラックを、スポーツがウィスパーベージュ/ジェットブラックとジェットブラックを用意している。

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▲プラチナムは内装カラーにサハラベージュ/ジェットブラック(写真)とジェットブラックを用意
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▲スポーツは内装カラーにウィスパーベージュ/ジェットブラック(写真)とジェットブラックを設定

 搭載エンジンは、新設計の1997cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンツインスクロールターボユニットで、最高出力は240ps/5000rpm、最大トルクは350Nm/1500~4000rpmを発生。燃費効率を最大化する目的で、4気筒のうち2気筒を休止するアクティブフューエルマネジメントも内蔵する。トランスミッションには最新の10速ATを搭載し、駆動機構はプラチナムがRWD(後輪駆動)、スポーツがツアー/スポーツ/アイス&スノー/Myモードというドライブモードの選択が可能なインテリジェントAWDで構成。基本骨格は軽量化と剛性の向上を高次元で両立した新世代の「アルファ2」プラットフォームで仕立て、懸架機構には専用セッティングの前マクファーソンストラット/後マルチリンクを採用した。

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▲新設計の1997cc直列4気筒DOHC直噴ガソリンツインスクロールターボエンジン(240ps/350Nm)を搭載。4気筒のうち2気筒を休止するアクティブフューエルマネジメントシステムも組み込む
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▲スポーツはツアー/スポーツ/アイス&スノー/Myモードというドライブモードの選択が可能なインテリジェントAWDを導入

 先進安全装備の充実化もCT5のトピックだ。レーダーやカメラ、センサーなどの技術を用いたエマージェンシーブレーキシステム(フロントオートマチック歩行者対応ブレーキ)やオートマチックパーキングアシスト、全車速追従機能アダプティブクルーズコントロール、サイドブラインドゾーンアラートなど20以上の最新安全装備を設定している。

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▲レーダーやカメラ、センサーなどの技術を用いたエマージェンシーブレーキシステムや全車速追従機能アダプティブクルーズコントロールなど20以上の最新安全装備を採用する
Writer:大貫直次郎

(提供:CAR and DRIVER