健康維持は仕事のひとつ。経営者をはじめ、富裕層やエグゼクティブほど自身の健康に人一倍気を配ります。自身の健康が日常の重要な意思決定に支障をきたすこと、自己資本が多くの利益を生み出すことを誰よりも理解しているのです。まさに「身体は資本」を地でいく方々だといえます。
そして彼らは入会費が何十万円、何百万円とする高級人間ドックに惜しげもなくお金を投じます。「予防医療」への投資をすることで、問題が大きくならないうちに対応ができれば安い買い物だと捉えているのです。実際どのような高級人間ドックがあるのでしょうか。
高級人間ドック4選 年会費300万円超えも
(1)グランドハイメディック倶楽部
会員制リゾートを運営するリゾートトラストのグループ会社、ハイメディックが運営する「グランドハイメディック倶楽部」。複数の検診施設を稼働させており、「ハイメディック・東大病院」「ハイメディック山中湖」「ハイメディック・ミッドタウン」など複数存在しています。検査内容は、一般検診、血液検査、PET-CT、PET、MRI、MRA、CT、マンモグラフィ(女性)など。入会費は3,000,000円、月会費は46,000円となっています(いずれも税別)。
(2)セコム健康くらぶ KENKO
医療法人社団あんしん会四谷メディカルキューブと提携した会員制の医療クラブ。特徴的なのが「主治医制」で会員一人一人に担当の主治医がつき、継続的に日常の健康管理や診健康管理サービスを受けることができます。
提携医療施設・四谷メディカルキューブの人間ドックでは、PET/CT、MRI/MRA、マルチスライス-CT、上部消化管内視鏡検査、マンモグラフィなどが用意されています。人間ドックの2日目には、フランス料理の巨匠である三國清三シェフプロデュースの院内レストラン・ミクニマンスールでの昼食を楽しむこともできます。入会金は個人会員で2,000,000円、年会費は500,000円となっています(いずれも税別)。
(3)東京ミッドタウンクリニック『プライベートドクター』
東京ミッドタウンクリニックの会員制医療サービスです。プライベートドクターは、健康診断、外来診療だけでなく、アンチエイジング、美容、歯科、栄養指導といった「健康」と「美」に対するあらゆる観点で全面的なサポートをコンセプトとして掲げています。プレミアム人間ドックでは、腫瘍マーカーを含めた血液検査、内視鏡、CT、MRI、マンモグラフィ(女性)、デンタルチェックアップなどが用意されています。年会費は420,000円(税込)、登録料が31,500円(税込)となっています。
(4)SBIメディック
SBIグループ・SBIウェルネスバンクが運営する会員制健康管理支援サービスです。専門医やナースコンシェルジュなどが、人間ドッグのスケジューリングをはじめ、365日体制で予防、エイジマネジメント、治療などのサービスが受けることができます。入会金は1,500,000円(税別)、年会費は500,000円(税別)となっています。
富裕層は「予防医療」にも投資を惜しまない
富裕層は「リスクマネジメント」にも余念がありません。全てのリスクを把握することは不可能ですが、事前に把握できるリスクには最善を尽くします。日々の体調管理においても、健康的な生活を心がけると同時に、定期検診に通い、悪いところがあれば早期に治療をします。健康は人的資本であり、多忙を極める富裕層ほど戦略的に健康管理をしていく必要があります。
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