2021年6月1日11時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
このところ米国の強い経済指標や高めのインフレの数字が出てきても、米長期金利はあまり反応しなくなってきた。そのためドルストレートのポジションを取るのがだんだん難しくなってきた、というか、マーケットが飽きてきた感じだ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米ドル/円は直近高値から下げてきている。しかし、その他のクロス円、たとえば英ポンド/円などは、月足チャートをみると、2007年7月高値と2015年6月高値を結んだトレンドラインを上抜けしつつある。これでもし2018年2月の高値156.60円付近を抜けてくると、大きなダブルボトムという感じがするため、上値余地はさらに拡大しそうだ。他のクロス円も同じようなことがいえるが変わり種では人民元/円なども基本同じ動き。よって現在は、米ドル/円よりもクロス円の方にトレード妙味がありそうだ。
志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。