2021年6月15日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
現在は嵐の前の静けさなのか、それとも既に夏枯れ相場なのかわからないほど動いておらず、先週の米ドル/円レンジはわずか65銭ほどだった。110円台では実需や本邦輸出企業の売り、108円台では本邦輸入企業の買いと両サイド挟まれている状況。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週の米ドル/円予想レンジは108.50~110.50円。戦略的には109円台前半から押し目買いで参戦し、110円に絡むところや110円ミドル手前でロングをしっかり利食う「押し目買い回転」で臨みたい。ただし、高値圏でのロング構築は危険なので、「追いかけ買い」はせずに押しを待ちたい。一昨日13日(日)に今週の予想をこのように立てたのだが、全く押しがないまま110円台に来てしまっている。明後日17日(木)日本時間未明のFOMCも控えていることもあり、現在は正に「休むも相場」でいいのではないだろうか。
小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。