日経平均   28,884.13 円 △ 873.20 円
≪東証一部≫
売買高    11億7,325万株
売買代金  2兆7728億8200万円
値上り銘柄数 2,107 銘柄
値下り銘柄数 69 銘柄
騰落レシオ(25日) 97.89 %
為替 1ドル=110.48 円

☆ 市況概況 ☆

清水洋介,投資戦略
(画像=PIXTA)

昨日の大幅下落の反動から大幅高

米国市場が大幅反発となったこともあり、大きく反発しての始まりとなった。買い気配から始まるものも多かったが寄り付きからの買いが一巡となると戻り売りに押されて上げ幅縮小となる場面もあった。それでも売り急ぐということでもなく値持ちの良さが確認されると買戻しを急ぐ動きなどもあって高値引けとなった。

昼の時間帯も先物の買い戻しが見られ、後場も一段と上昇して始まった。御多分に漏れず後場は動きが小さく指数の方向感は見られなかったが、値持ちが良いことで売り急ぐこともなく、逆に買戻しを急ぐ動きもあって上値は限られたものの高値圏の引けとなった。結局最後も225銘柄は全てプラスとなった。

小型銘柄も総じて買い直されるものが多く堅調だった。東証マザーズ指数や二部株指数は大幅高、日経ジャスダック平均も堅調だった。先物はまとまった売り買いは多くなく、朝方こそ指数を押し上げる場面があったものの、午後になるとまとまった売り買いも少なく方向感を出すこともなかった。

買われ過ぎ銘柄の修正が一服となった形だ。ただ、まだ指数に影響の大きな買われすぎ銘柄の戻りは鈍いという感じでもあり、従来の保ち合いに戻しはしたもののここからは上値の重い展開が続くと思う。日経平均に影響の大きな銘柄の冴えない動きは続くのだろう。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均
今度は一気に25日移動平均線や雲の上限まで戻した。ただ、ここからは上値の重い展開が続くのだろう。

☆ あれやこれやと一言 ☆

最近の月末売り、月初の買いと同じような展開となった。積極的に買い上がるような材料が出たわけではないが、売り急ぐ材料がないなかでの大幅下落の反動ということで一気に反発となった。結局は元の鞘に収まるということで、また、ここからは保ち合いが続くのだろう。

金融緩和の終了が取り沙汰される度に持高調整の売りに大きく下げるということもあるのだろう。買われ過ぎ銘柄が多いだけにさらに買われ過ぎとなるよりは買われ過ぎの修正が起こると考えた方が良いということだろう。

結局は業績が追いついてくるかどうかということなのだから、業績面で割安感が強い銘柄に注目しておけばいいだろう。景気回復して金融緩和が終了するのだから、景気回復、業績回復するということが先と考えてもいいはずだ。

買われすぎているから金融緩和の終了が取り沙汰されると売られるということなのだから、買われ過ぎ銘柄だけが売られればいいということになる。つまり、買われ過ぎ銘柄はしっかりとは戻らないということだろう。空売りが積み上がれば買われ過ぎ銘柄も再度買われ過ぎまで買われることになるだろう。

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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!

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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。