2021年6月23日9時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日22日(火)の米国株は続伸。パウエルFRB議長がインフレ圧力について、ここ数カ月顕著に高まったが、一過性のものにとどまるとの見解を改めて示した事が要因。

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パウエルFRB議長は下院特別小委員会での証言で、物価はいずれ下がるという「一定の確信」があるとし、1970年代型のインフレが見られる「可能性は極めて低い」と指摘。
(出所:ブルームバーグ)
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現在の為替相場の戦略やスタンス

マーケットのコンセンサスは、パウエル氏のコメントはハト派に終始するだろうというもの。自身のタカ派的なコメントが米国株急落のきっかけになるのを避けるだろうという見方が拡大していたわけだ。マーケットの思惑どおり、パウエル氏のコメントはハト派であり、米国株とクロス円は反発。ただこの動きは先週のFOMC後のクロス円の急落が顕著であったことの反動であり、戻りは限定的と想定している。よって豪ドル/円の戻り売りで臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。