日経平均 28,874.89 円 ▼ 9.24 円
≪東証一部≫
売買高 9億4,436万株
売買代金 2兆2856億2200万円
値上り銘柄数 2,107 銘柄
値下り銘柄数 69 銘柄
騰落レシオ(25日) 97.89 %
為替 1ドル=110.82 円
☆ 市況概況 ☆
結局最後まで全く動かず
米国株は堅調だったものの上値は重く、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が冴えない展開だったことから、小動きの始まりとなった。寄付きの売り買いが一巡となった後もいったん買われる場面もあったが、節目とみられる29,000円を付けた後は手仕舞い売りに押されて冴えない展開となった。それでも前日の終値を下回ると買戻しも入り指数は小動きとなった。
昼の時間帯はほとんど出来高がない状況で、後場に入っても全く動きが見られなかった。持高調整の売り買いさえないということで閑散小動きとなった。引けを意識する時間帯でも特に動きはなく、結局最後は手仕舞い売りもあったものの大きく下げることなく、後場の安値での引けとなったが、後場の値動きは40円強という状況で全く方向感が見られなかった。
小型銘柄幕間つなぎ的に買われるものが目立った。東証マザーズ指数や二部株指数、日経ジャスダック平均は堅調だった。先物はまとまった売り買いはほとんど見られず、方向感をだすことも指数を動かすこともなかった目先の小口の売り買いが見られただけだった。
買われ過ぎ銘柄の修正安はまだまだ続いているという感じだが目先の需給だけで動いており、相場全体としての動きは見られない。目立った材料もテーマもなく、金融緩和の終了懸念や新型コロナウイルス懸念だけが大きく取り沙汰され、いささか食傷気味ということだろう。当面は保ち合い相場が続くということで上がれば売られ、下がれば買われるということなのだろう。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
上ヒゲ線ではあるものの全く動きが見られなかった。雲に上値を押さえられた形であり、冴えない展開が続くと思う。
☆ あれやこれやと一言 ☆
これだけ動きがないと全く相場を見ている必要がないという感じだ。こんな状況で夜間取引まで行うというのはどうしたものかという感じだ。へたに目先の需給に右往左往するだけの参加者が多いので、動きがないと動かないということなのだろう。
本当に参加者の質が悪いというか、種類が少ないということなのだろう。動いた方につくという目先的にバタバタする参加者だけということで、動かなければ動かないし、上げ下げすれば増幅される。
それでもはっきりとしているのは買われ過ぎ銘柄は買われず、売られ過ぎ銘柄は売られないということだ。ここから売られ過ぎ銘柄に買われ過ぎ銘柄から資金が移動するような展開になれば良いのだが、買われすぎ銘柄を買うような参加者は売られ過ぎ銘柄は買わないということだろう。
つまり、買われ過ぎ銘柄のなかでの出遅れ銘柄などを探す、あるいは値動きの良いものを探すということになり、ほとんど買うものも売るものもなくなったということだろう。ここはじっくりと売られすぎ銘柄を仕込むには良いところなのだろう。
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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!
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