6月30日、スポーツウェア大手のデサント <8114> の株価が一時3125円まで買われ、上場来の高値を更新した。同24日に米ナイキが発表した2021年3~5月期決算で純利益が15億900万ドル(約1671億円)と前年同期の赤字から黒字転換したことで、国内でもスポーツウェアなど関連銘柄への業績期待が広がっているようだ。また、後段で述べるように、デサントとアドバイザリー契約を締結している米大リーグ(MLB)の大谷翔平選手の着用モデルの販売増加期待も指摘されている。ちなみに、デサント株は今年2月1日の安値1683円から6月30日の高値(3125円)まで5カ月で86%上昇したが、大谷選手がホームランを量産した6月だけで62%の上昇率を記録している。

今回はデサントの話題をお届けしよう。

デサント、日本のスポーツ業界の発展に貢献する企業

デサント,株価
(画像=skywalker / pixta, ZUU online)

デサントといえば、アシックス <7936> やミズノ <8022> と並ぶ、国内大手スポーツウェアメーカーの一角である。その歴史は古く、1935年に創業した石本商店にまでさかのぼる。1961年にはブランド名のデサントに社名を変更、1977年に大阪証券取引所第2部に株式上場し、1980年1月に同1部に指定替え、同3月には東京証券取引所第1部に上場している。デサントは主に野球、水泳、アルペンスキーなどのウェアの開発等でスポーツ業界の発展に貢献してきた。現在の取り扱いブランドは、デサント、ルコックスポルティフ、アリーナ、マンシングウェア、アンブロ、イノヴェイト、マーモット、ランバンスポール、スリクソン等となっている。