2021年7月20日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日19日(月)、米ドル/円が109.06円付近まで下がるとは考えていなかった。昨日19日(月)は米長期金利が急落したが、その背景にあるのが新型コロナウイルス変異のデルタ株の感染拡大懸念のようだ。ただ、ニュースとしてはさほど新しい材料でもないところが気になる。昨日19日(月)は米ドル/円110円台の前半や後半で出来てしまったストップが結構ついたと思うので、ここからもう一段108円台へ押し下げるほどの投げがでてくるかというと疑問を抱く。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは109.00~111.00円。今週初めの18日(日)に立てた予想レンジは109.30~111.00円だったが、昨日19日(月)既に109.06円付近の安値を付けてしまったので修正したい。昨日19日(月)は他通貨ドルも大きく崩れてユーロ/米ドルなども最後は戻したとはいえ、米ドル/円がここまで崩れてくると、クロス円も買いづらい状況のため、クロス円はやはり戻り売りだろう。米ドル/円では十分に引き付けて「買い場探し」をしたい。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。