日経平均   27,548.00 円 △ 159.84 円
≪東証一部≫
売買高    9億3,725万株
売買代金  2兆1486億6600万円
値上り銘柄数 1,748 銘柄
値下り銘柄数 352 銘柄>
騰落レシオ(25日) 84.93 %
為替 1ドル=

☆ 市況概況 ☆

清水洋介,投資戦略
(画像=PIXTA)

米国株が大幅反発で買いが先行、4連休を控えた手仕舞う売りあって上値は重い

米国株が前日の大幅下落の反動から大きな上昇となり、日本市場も買い先行となった。ただ、昨日も既に下げ渋っていたこともあり、寄り付きの買いが一巡となった後は手仕舞い売りに押されて上値の重い展開となった。いったん上値を試す動きとなったものの、じりじりと値を消す展開となった。

昼の時間帯は再度買戻しなども見られ、後場も堅調な始まりとなったのだが、全く方向感はみられず上値の重さが嫌気されて手仕舞い売りを急ぐ動きもあった。4連休を控えているということで持高調整の売り買いが交錯し、大きく方向がみられるということもなく、堅調ながらも上値の重い展開だった。

小型銘柄も総じて堅調だったが、大きく上昇するということでもなかった。東証マザーズ指数、二部株指数や日経ジャスダック平均と揃って堅調だった。先物はまとまった売り買いが散発的に見られ、指数を動かす場面もあったが、断続的な動きではなく、方向感を出すようなことはなかった。

何とか27,500円の節目を抜けてきた。底入れ感が出ているということだろうが、積極的に買い上がるような状況でもないようだ。買われすぎ銘柄の修正安もまだまだ続いているということでもあり、割安銘柄などが下支えしながらも上値の重い冴えない展開となりそうだ。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均
下値の節目である27,500円を回復したことで今度は上値の節目を試すことになりそうだ。まずは28,000円を超えて来るかどうかということなのだろう。

☆ あれやこれやと一言 ☆

米国市場の動向に相変わらず振り回されている感じだが、上昇時よりも下落時に敏感に反応するようだ。個々の銘柄を見てみると買える銘柄も多いのだが、日経平均などは買われ過ぎ銘柄もまだまだ多く、相場全体としては上値の重い展開が続くのだろう。

とりあえず決算発表の本格化を控えた週末、4連休前ということで持高調整の売り買いが中心であったと思う。あえてヘッジの売り買いをするというようなことでもなく、「ほおっておく」という向きも多かったのではないかと思う。買い方としては利益が出しにくいところでもあり、売りが手控えられたという面もあるだろう。

売るに売れないという状況なので売られないという銘柄も多い感じだ。少なくとも積極的に買い上がるような材料もテーマも見当たらず、目先の値動きだけについて行く参加者ばかりということなのだろう。決算発表が出揃って、そして落ち着いてから割安割高を判断するということで良いだろう。

今はまずは利益確保を優先してみてもいいのだろうし、安い銘柄も多いので少し先を見ての買い下がりというパターンでもいいだろう。ただ、買われすぎ銘柄もまだまだ多いので、底堅さが見られても上がるということでもなく保ち合い相場が続くということなのではないかと思う。

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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!

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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。