日経平均   27,833.29 円 △ 285.29 円
≪東証一部≫
売買高    9億6,681万株
売買代金  2兆2492億7600万円
値上り銘柄数 1,757 銘柄
値下り銘柄数 352 銘柄
騰落レシオ(25日) 88.47 %
為替 1ドル=

☆ 市況概況 ☆

清水洋介,投資戦略
(画像=PIXTA)

日本市場が休場中の米国株が大幅高となったことで買い先行となるも上値は重い

日本市場が休場中の米国株が大きく上昇していたことから買い先行となった。買い気配から始まる銘柄なども多く大幅高の始まりとなったが、寄り付きの買いが一巡となった後は節目とみられる28,000円をキープできず、下値を試す動きとなった。それでも何とか27,900円を割り込むと買われるという感じで大幅高水準を保った。

昼の時間帯には手仕舞い売りに押され、後場に入ってからも上値の重さを嫌気しては手仕舞い売りに押される展開となった。積極的に買い上がる動きも、買戻しを急ぐこともなく、ずるずると値を崩し、何とか27,800円水準をキープしたものの改めて上値の重さが気になる相場となった。

小型銘柄も堅調ながらも上値の重いものが目立った。東証マザーズ指数や日経ジャスダック平均は堅調、二部株指数は堅調だった。先物はまとまった売り買いも少なく、指数を大きく動かすような場面はなかった。方向感が出るような売り買いも全く見られず、閑散とした雰囲気だった。

28,000円まで到達したものの28,000円をしっかりと超えるということはなかった。積極的に買い上がる材料に乏しいということでもあり、好決算の発表などへの反応が期待されるところだ。買われすぎ銘柄の修正安は続いていると思われ、上値の重い展開はまだまだ続くということだろう。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均
25日移動平均線や基準線まで戻すということはなかった。引き続き25日移動平均線などを目指すような堅調な地合いは期待される。

☆ あれやこれやと一言 ☆

大幅高とはなったものの、何となく物足りなさを覚える展開となった。積極的に買い上がる材料がないとか、新型コロナウイルス感染拡大が止まらないとか、決算発表を控えているとか、いろいろ理由は付けられるが、やはり市場参加者の広がりも見られず、金余りとは言え、株を買うお金が足りないという感じだ。

改めてこの水準から買える銘柄というのも多くないということだろう。そして、何よりも上値を買い上がるだけの元気も、お金も、余裕もないということなのかもしれない。高値から調整となっている銘柄も多く、注目していた塩漬けが増えているということだと思う。

積極的に買い上がる材料どころか、しっかりと上がっていない銘柄を拾うということでもなく、リバウンド狙いと言っても、あくまでも目先の1円、2円を取りに行くということでせっかく安値で買ったのに最後まで持ちきれないということなのだと思う。

それだけ目先の値動きに一喜一憂してバタバタとする投機やゲーム感覚での参加が多いということなのだと思うが、逆にまっとうな投資としては、いくらでも買い場があり、買える銘柄が提供されているということなので焦らずにしっかりと安いところで広いたいと思う。

詳しくは無料メルマガをご覧ください。
https://youtu.be/PlGktpSMUr8

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!

本日の「朝一番!」動画
 → https://youtu.be/H2lPvo1wQ5I
朝のライブ配信 -今日の相場見通し-(8:35開始です、この時間以外でも見られます。)
 → https://youtu.be/p1viGyTZ3j8>
昼のライブ配信 -お昼の相場見通し-(12:20開始です、この時間以外でも見られます。)
 → https://youtu.be/Lj7FTA59400
夕方のライブ配信 -明日の相場見通し-(原則として16:00開始です、この時間以外でも見られます。)
 → https://youtu.be/gpMhdCJDqnk

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。