日経平均 27,970.22 円 △ 136.93 円
≪東証一部≫
売買高 9億3,897万株
売買代金 1兆9971億5600万円
値上り銘柄数 1,571 銘柄
値下り銘柄数 537 銘柄
騰落レシオ(25日) 94.64 %
為替 1ドル=
☆ 市況概況 ☆
米国株高を受けて買い先行だが上値も重い
米国市場が堅調となったこともあり、本日の日本市場は買い先行となった。ただ、寄り付きの買いが一巡となったあとは昨日同様に28,000円が節目となり、上値の重い展開となった。それでも売り急ぐということでもなく、指数は小動きとなった。大きく指数を押し上げるような銘柄も押し下げるような銘柄もなく、総じて堅調ながらも上値の重い展開だった。
昼の時間帯も特に動きは見られず、依然として28,000円を意識すると上値が重いという展開だった。後場も強含みで始まったものの方向感は見られず、28,000円を超えないとなると手仕舞い売りに押されるという感じだった。それでも売り急ぐということでもなく、指数は最後まで小動きとなった。
小型銘柄も方向感は乏しくまちまちだった。東証マザーズ指数は軟調、二部株指数は小幅高、日経ジャスダック平均は堅調だった。先物はまとまった売り買いも少なく、積極的な売り買いが見られなかった。しっかりと方向付けることはなく、指数を動かす場面もほとんど見られなかった。
28,000円を意識して上値の重い展開となった。ただ、指数を押し上げる銘柄が見られない代わりに押し下げる銘柄もなく、決算発表の本格化を前に様子見気分が強い。決算発表への反応も限られそうで、大きく下押せば見切り売りも出るのだろうし、高くなれば戻り売りも出るのだろうが、まったく動けないという感じだ。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
25日移動平均線や基準線までは戻すのかもしれないが、本日は「孕み足」となり、昨日の高値である28,000円を超えるか、昨日の安値である27,800円を下回るかで方向が出るだろう。
☆ あれやこれやと一言 ☆
相変わらず閑散小動きという感じだ。特に売り買いを急ぐ材料に乏しいということもあるのだが、案外塩漬けが多くなっているのだと思う。大きく下落すれば投げも出るのだろうが、下がらないから投げるでもなく、売るに売れず、買うに買えずということだろう。
逆に売り方としても上がらないから買い戻さないし、下がらないから買い戻さないという感じで方向感が出ないということだ。大きく下押せば買戻しも入り、押し目買いも入る。投げ売りも出て違う銘柄が買えるということなのだろう。
大きく上昇することがあれば、損失確定の買戻しを急ぐ動きでさらに上昇するのだろうし、買い方の回転が効いて利益を確保しながら次の銘柄を買うということになるのだと思う。つまり、上がらないから買われず、下がらないから売られないということのだろう。
それだけ市場参加者が上がるから買う、下がるから売るというような参加者が多いということだろう。買い急ぐ動き、売り急ぐ動きが出ないと方向感が見られず、方向感がみられないと売り買いを急ぐこともないという状況なのだろう。日本発の急騰急落は期待できないので、米国株が大きく下がらないと動かないということかもしれない。
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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!
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