2021年7月28日9時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

一昨日26日(月)のNY市場では、米上場の中国企業の株価が下落。中国当局によるテクノロジー、教育産業に対する取り締まりが世界に衝撃を与えている展開。米上場の中国大手98社で構成するナスダックゴールデンドラゴン中国指数は26日(月)7%も下落。これは今年2月に記録した最高値時点から時価総額7400億ドル超が吹き飛んだことになる。このニュースはアジア市場でも席巻しており、上海総合も大きく値を下げている。ただ中国株下落の米国株への影響は今のところ限定的。

現在の為替相場の戦略やスタンス

昨日27日(火)の米国株は決算発表を控えた大手ハイテク企業などの株価が低迷し、ナスダックは大幅安となったが他のインデックスの下落は限定的。このところの為替市場は、主要通貨がレンジ圏内でのもみ合いに終始。米ドル/円も109~111円でのレンジ相場が継続。米ドル/円の中期の流れはドル上昇で変わらないため、戦略的には米ドル/円が押したところを丁寧な押し目買いで継続したい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。