2021年8月4日9時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日3日(火)の米国株は上昇。多くの米企業決算が好調だったことが要因。一方、先週、米国株を不安定化させた中国を巡る不安は残ったまま。米上場の大手中国企業で構成するナスダックゴールデン・ドラゴン中国指数は2.5%安で終了。一時は3.8%急落している局面もあった。これまでのところは既報のように米企業決算が好調だったことを背景に米国株は堅調。しかし中国指数が続落すれば、いつ米国株の下落を誘引するかわからないためマーケットは不安定なままだ。為替市場では、好調な米国株と低調な中国株をヘッジする為替ペアがなかなか見つからないため主要通貨はレンジ相場が続いている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米ドル/円は米10年債利回りが再び1.17%へと低下したことにより、一時109.00円を割り込む局面もあったが、前回の安値である1.1260%を割り込めなければ大きく反発する可能性も高いため、米国債利回りの推移を横目に、108円台の米ドル/円を押し目買い戦略で臨みたい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。