日経平均 28,070.51 円 △ 182.36 円
≪東証一部≫
売買高 11億6,013万株
売買代金 2兆6453億2800万円
値上り銘柄数 1,498 銘柄
値下り銘柄数 621 銘柄
騰落レシオ(25日) 93.86 %
為替 1ドル=110.68 円
☆ 市況概況 ☆
相変わらず堅調だが上値も限定的
米国株はまちまちだったが、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が堅調だったこともあり、本日の日本市場も買い先行となった。寄り付きの買いが一巡となった後はいつものように上値が重く、一瞬大きく上昇する場面もあったが堅調ながらも上値の重い展開となった。上値の重さが嫌気されて28,000円を割り込むと今度は買い戻しも入るという状況だったが、大きな動きは見られず方向感に乏しい展開だった。
昼の時間帯も特に大きな動きは見られず、後場に入ってからは一段と狭い範囲での動きとなった。28,000円台はキープしているものの上値を買い上がる動きもなく、かといって売り急ぐこともなく、全く方向感はなく、指数の動きはなかった。最後は値持ちの良さが好感されて買戻しも見られ、後場の高値圏での引けとなった。
小型銘柄も堅調ながらも上値が重いという状況だった。東証マザーズ指数や二部株指数、日経ジャスダック平均と揃って堅調だった。先物はまとまった売り買いも少なく、指数を動かす場面もほとんど見られなかった。オプションSQ(特別清算指数)算出が近いというのにまとまった売り買いが少ない感じだ。
堅調ながらも買い切れない銘柄も多いという感じだ。特に是といって材料がないということなのだろうし、新型コロナウイルス感染拡大が止まらないことも買い手控える要因となっているということだろう。空売りも積み上がらないので当面は上値の重い展開が続くのだろう。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
引き続き25日移動平均線や基準線に上値を押さえられた形となっている。ここを抜ければということなのだろうが、いったん下値を試すことになりそうだ。
☆ あれやこれやと一言 ☆
特に売り買いを急ぐような材料もないということなのだろうし、一時期に比べるとゲーム感覚での売り買いも少なくなったような感じだ。それだけ塩漬けとなって身動きが取れないという向きが増えているということなのではないかと思われ、買い方の投げ売りが出るようなことがないと上値の重い展開が続くのだろう。
値動きが悪いものだから、空売りも増えず、世界的な金余りが続いているとは言え、株の買い手が少ないのだろう。そして買い手が少ないので売るに売れず、手仕舞い売りも空売りもできないという状況なのだろう。上がるから買う、下がるから売るという参加者も手が出ないということだろう。
米国株も指数だけ高いという感じでもあり、バブルが弾けるのも時間の問題ではないかと思う。業績面で割高感が強まっており、下がり始めると案外早いのではないかと思う。そうなると日本市場も連れ安となるのだろうが、逆に投げ売りが嵩む、あるいは空売りが積み上がれば日本株はしっかりとした動きになるということもありそうだ。
いずれにしても新型コロナウイルス感染拡大が止まらないことも先が見えないということで買い切れない要因だと思う。感染はどこかで終息はするのだろうが、それまでにまだまだ一波乱も二波乱もありそうだ。
詳しくは無料メルマガをご覧ください。
→https://youtu.be/ZH2hP6YxP0s
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!
本日の「朝一番!」動画
→ https://youtu.be/H2lPvo1wQ5I
朝のライブ配信 -今日の相場見通し-(8:35開始です、この時間以外でも見られます。)
→ https://youtu.be/p1viGyTZ3j8>
昼のライブ配信 -お昼の相場見通し-(12:20開始です、この時間以外でも見られます。)
→ https://youtu.be/Lj7FTA59400
夕方のライブ配信 -明日の相場見通し-(原則として16:00開始です、この時間以外でも見られます。)
→ https://youtu.be/gpMhdCJDqnk
※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。