2021年8月19日11時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日18日(水)の米ドル/円はNY市場中盤に一時110円台を回復したが、FOMC議事録の発表後には109円台後半へと押し戻された。議事録では、テーパリング開始時期を巡る意見の相違が目立った。市場はこれを「ややハト派的」と受け止めたようで、議事録の発表を前に上昇していた米長期金利とドルは上げ幅を縮小した。

現在の為替相場の戦略やスタンス

テーパリングの開始時期を巡る次の手掛かりは、来週26日(木)からのジャクソンホール・シンポジウムにおけるパウエルFRB議長の講演を待つしかなさそうだ。その間、ドルの動きにも大きな変化はないと考えられる。足元の米ドル/円は、109.10円台で下値を確認した事による短期的な反発局面にあると見るが、110円台半ばでは上値が重くなるだろう。 神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。