2021年8月24日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

現在の相場は嵐の前の静けさなのか、嵐ではなく温帯低気圧になってしまっているのか、読めない相場となっている。

現在の為替相場の戦略やスタンス

今週の米ドル/円予想レンジは108.80~111.00円。ただし、流れとしては週前半は下を攻めに行って109円台前半の底堅さが確認され、27日(金)に向けて上がっていく感じを考えている。27日(金)のジャクソンホールのパウエルFRB議長の会見でテーパリングの話が出てくることを想定している人たちが多くいるため、実際に言及がないとドルが売られるだろう。今週の具体的戦略としては、109.30円以下で押し目を買って、110.50円手前で利食い、もし上に跳ねるようなら、111.00円をバックに110円台後半で売り場探しをしてみたい。ただし今週はさほど積極的にトレードするつもりではなく、どちらかというと消極的な週だ。

小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。