2021年8月26日11時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日25日(水)の米ドル/円は、S&P500やナスダックが過去最高値を更新するなど米国株が上昇する中、リスクオンの円売り主導で110.12円前後まで上値を伸ばした。もっとも、円以外の主要通貨に対してはドル売りが優勢だった事から、日足一目均衡表の雲上限(110.12円前後)を上抜ける事は出来なかった。

現在の為替相場の戦略やスタンス

本日26日(木)もリスクオンの流れが続くようなら米ドル/円日足一目均衡表雲上限を突破する可能性はあるだろう。ただ、たとえ突破してもパウエルFRB議長の講演を明日27日(金)に控えて、ドルの上値が一気に軽くなる公算は小さい。節目の110.50円にかけては戻り売りが強まる事になりそうだ。一方で下値余地も小さいと見られ、ドルと円が同じ方向に動きやすい地合いの中では下値支持線が重なる109.60~70円台を割り込む可能性は低そうだ。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。