2021年9月3日9時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
本日3日(金)は米雇用統計、そして米3連休を控えている。こうした環境下では、これまで積み重なってきたポジションを利益確定する動きがみられがちだ。カブール陥落以降のFXの動きは、豪ドル/円を筆頭とした資源国通貨の上昇。例えば、豪ドル/円は8月20日に77.90円の安値に到達して以降、ほぼ一方的に上昇し、昨日2日(木)に一時81.52円まで到達(上昇の値幅は3.62円)。
現在の為替相場の戦略やスタンス
西原氏が使用しているデマークインディケーターも、豪ドル/円は本日調整の可能性を示唆していることもあるため、8月20日からずっとロングキープしていた豪ドルがらみのロングポジションをスクエアにしている。来週9日(木)に開催されるECBでは、ハト派的なテーパリングを行うことを示唆する憶測もあるため、調整があればユーロ/円のロングで参戦したい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。