2021年9月15日10時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日14日(火)に発表された注目の8月CPIは、過去7カ月で最低の上昇率にとどまり、インフレ圧力が緩和。呼応して、米10年債利回りは、再び1.30%を割り込み、一時1.2617%へ低下。米ドル/円も一時109.53円へ反落。米ドル/円の日足チャートをみるとさらに狭いレンジで膠着しており、テクニカル的にはあと数日以内にどちらかにブレイクしそうな形状。昨日14日(火)のCPIで下振れする可能性もあったのだが、米10年債利回りの下落が限定的だったこともあり、米ドル/円は109.50円も抜けず、現時点でも109.70円で固定相場が継続。

現在の為替相場の戦略やスタンス

米国株は総じて下落。これは昨日14日(火)の上海総合の下落の影響もあると想定している。添付したのは、上海総合指数の日足。2月18日の高値3731を上抜くことができず反落。(高値は9月10日の3722)

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。