2021年9月17日9時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日16日(木)発表となった8月の米小売売上高は予想外に増加。自動車需要は弱かったものの、大半のカテゴリーで売り上げが加速。米10年債利回りは再び1.34%へ反発し、米ドル/円も109円台後半に反発。恒大集団関連報道による米国株急落懸念から、米ドル/円の下落を予想する参加者も増えていたが米ドル/円は109.00円が割れず、レンジ継続。米ドル/円の安値は109.11円付近。109.00円のオプションストライクもサポートとなった模様。米10年債利回りは1.20%をなかなか割り込めないが1.40%も超えず、レンジ継続。結果、米ドル/円もレンジ継続。

現在の為替相場の戦略やスタンス

注目はユーロ/米ドル。ユーロ/米ドルは豪ドル/米ドル同様、8月20日にボトムアウトして反発。連日陽線を出し、1.1909ドル付近まで反発したが、9月に入ると相場は一変し、反落。ECBがタカ派でなかったこともあり、値を下げている。前回安値の1.1664ドルまであと100pipsに迫っているユーロ/米ドルに注目したい。

西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。