2021年9月28日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
これまで、米ドル/円日足チャートの三角持合いを上下し、さまよっていたが、一目均衡表の雲も上抜けし、やっとしっかりと上に抜けた格好。これで直近高値である111.65円レベルを狙いに行く展開となるだろう。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週の米ドル/円予想レンジは109.60~111.65円。110円にかけて買い場探しをするしかない状況だが、直近高値を上回るかどうかはまだわからない。そのため、109円台後半や110.20~110.30円は絶対に押し目買いをしたいレベル。そして跳ねたところは111.50~111.60円ゾーンで一旦利食いたい。買い回転で回し、新規のショートは、レベル感ではまだ振らないほうがいいだろう。どうしても110円台後半や111円台になると、新規でロングを作りづらく、レベル感で売ってしまう人が多くなるようだ。よって取引している人は変わっても、トータルのショートボリュームは変わってないような気がするため、結果的には大きく下がらないとみている。とにかく今はレベル感でのショートより買い場探しが得策だろう。
小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。