日経平均   28,771.07 円 ▼ 681.59 円
≪東証一部≫
売買高    13億8,443万株
売買代金  3兆5442億5600万円
値上り銘柄数 173 銘柄
値下り銘柄数 1,966 銘柄
騰落レシオ(25日) 114.93 %
為替 1ドル=111.20 円

☆ 市況概況 ☆

清水洋介,投資戦略
(画像=PIXTA)

月初の買いが入らず大幅下落

米国株が大きな下落となり、売り先行となった。本日から日経平均に採用された3銘柄や昨日まで日経平均を下支えしていたファーストリテイリングが大きく下落するなど総じて軟調となり、月初の買いのようなものも打ち返されたことで売り急ぐ展開となった。売りが売りを呼ぶような展開で大きな下落となった。

昼の時間帯も売りが止まらず、全くかいが入らないような状況でじりじりと値下がりが続いた。さすがに75日移動平均線を意識するところでは下げ渋りとなり、最後は買戻しもあって下げ幅縮小となったが、大きな下落となった。特に材料があったということでもなく、持高調整の売りが嵩んだものと思われる。

小型銘柄は堅調なものも見られまちまちだった。東証マザーズ指数は堅調、二部株指数や日経ジャスダック平均は軟調となった。先物はまとまった売りが出て指数を下押すというよりは買いが入らず株の下落に合わせて売られるという展開だった。特に方向感を出すでもなく持高調整の売り買いが主体なのだろう。

日経平均の銘柄入れ替えの影響で売られた面もあるが、月初の買いに期待下向きの失望売りもあったものと思われる。特に何がどうしたということでもなく、下がるから売られたという面が強く、底入れ感が出てれば一気に買い戻されるのだろう。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均
大きく下落となったが、75日移動平均線を意識して下げ渋りとなり、ここから窓埋め完了ということで戻しを試すことになるのだろう。

☆ あれやこれやと一言 ☆

先月は月末の売りがなくて月初の買いが入ったが今月は月末の売りが見られたが月初の買いはみられなかった。実際には見られたのだろうが、指数に影響の大きな銘柄の下落などもあって買いが打ち消されたということだろう。特に材料の無い中での売りにだけにどこまで売りが出尽くしたのかが注目される。

最近は節目という見方よりも「今日は上がるのか下がるのか」という目先的な動きに連れて動く相場となっている。材料もなにもあったものでもなく動く方に動くという感じで、大した材料でもないのに、ちょっとしたきっかけで動き始めると一気に動くということなのだろう。

基本的にはさすがにここまで来れば売られ過ぎ銘柄も多くなり、再度見直し買いなどが入ると思う。いったん底入れ感が出るとまた一気に上昇となるのだろう。方向が出たらとりあえずついてくと言うような参加者が多く、最後についていった人が損をするという構図なのだろう。

株式への課税強化の話も出たようだが、実際に40%などということはあり得ないだろう。あるとすれば「総合課税」というようなことになるのだろうし、デリバティブとの損益通算ということになれば、それなりに節税対策をすることになると思う。20%だから下手に節税対策をするよりも良いいうことだが、40%にもなると何とかして節税しようということになると思う。

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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!

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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。