2021年10月13日11時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日12日(火)の米国株は3営業日続落。本日13日(水)に米CPI統計と銀行大手決算の発表を控える中、S&P500種はおおむね前日終値を挟んだ動きに終始。為替市場では資源国通貨が上昇。液化天然ガス(以下LNG)の堅調さを背景に、豪ドル/円は83.80円付近まで上昇。NY原油先物が引き続き1バレル=80ドル台で推移していることもあり、カナダドル/円は91.41円と年初来高値に到達。
現在の為替相場の戦略やスタンス
カナダドル/円も西原氏が変化日としている8月20日に84.67円付近の安値をつけた後は、ほぼ一方的に7円弱上昇。電力不足を背景に、高騰するLNGや原油価格、こうした資源を輸入せざるを得ない日本は輸入コストが上がり円安にふれがちになる。そのため、米ドル/円、豪ドル/円のロング継続で臨みたい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。