日経平均   28,892.69 円 △ 72.60 円
≪東証一部≫
売買高    15億6,498万株
売買代金  3兆5317億7000万円
値上り銘柄数 1,026 銘柄
値下り銘柄数 1,053 銘柄
騰落レシオ(25日) 78.82 %
為替 1ドル=113.60 円

☆ 市況概況 ☆

清水洋介,投資戦略
(画像=PIXTA)

好調な決算に反応するものも見られ堅調

米国株は堅調だったが、米国市場の引け後の決算発表で主力銘柄の芳しくない決算発表が見られたこと、そして中国企業の利払い問題も取り沙汰され、売り先行となった。寄り付きの売りが一巡となった後は買戻しなども見られ、一時堅調となったが、その後はじりじりと値を下げ一時大きな下落となり、節目とみられる28,500円を割り込む場面もあった。ただ、28,500円を割り込んだことで買戻しが入り、中国企業の利払いも行われたと伝えられ指数は一気に戻り歩調となった。

昼の時間帯も中国企業の利払いなどが取り沙汰されたことや好調な決算発表、増配の発表などが見られて一気に買い直され、後場は堅調な始まりとなった。さすがに29,000円を試す場面では上値も重く、上値の重さが嫌気られると再度手仕舞い売りに押された。月末の売りが出ていたと思われるが、「ハロウィンは買い」ということでの買いや好調な決算に対する期待。月初の買い期待もあって下げ渋り堅調となった。

小型銘柄は手仕舞い売りに押されるものが多く総じて軟調だった。東証マザーズ指数は大幅安、二部株指数や日経ジャスダック平均は軟調だった。先物はまとまった売り買いが散発的に見られ指数を動かす場面もあったが、断続的なまとまった買いということでもなく、方向感は見えなかった。

特に是という感じでの反応でもなく、需給先行で理由が後付けという感じでもあるが、ちょっとした材料に敏感に動くという相場となっている。一方で、決算発表にもしっかりと反応しているが、やはり、決算内容もさることながら買われていたものが売られ、売られていたものが買われるという感じの相場となっている。

☆ テクニカル分析 ☆

日経平均
75日移動平均線にサポートされて25日移動平均線や基準線、雲の下限である先行スパン2に上値を押さえられた形だ。引き続きこの保ち合いをどちらに放れるかということなのだろう。

☆ あれやこれやと一言 ☆

結果k的には28,500円で買い、コール買い、プット売り、29,000円でコール売り、プット買い、ということで正解だったが、決算発表の結果に振り回されているというよりは、目先の需給で指数先行で振り回されているということだ。

実際に日経平均と個別の株の値動きがあまりにも違い過ぎるような感じでもあり、目先の値動くに連れて右往左往しているだけでは儲からないという感じだ。結局はバタバタ目先の値動きに振らされることなく、好調な業績の銘柄を買い、買われすぎ銘柄を売っていればよかっただけのことだ。

そして日経平均を売り買いするのであれば引き続き29,000円から上はとりあえずは売り上がり、コール売り、プット買いで、28,500円から下は買い下がりで、コール買い、プット売りということで良いのだと思う。

もちろん、どこかでどちらかに放れるのだろうが、徐々に水準訂正となるのではないかと思われ、うまくオプションなどを使えば比較的楽に取れるのではないかと思う。好業績銘柄は引き続き買い、で良いと思う。

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清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!

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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。