2021年11月17日9時過ぎに西原宏一さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
昨日16日(火)発表になった米小売売上高は10月の前月比1.7%増と、3月以来の大幅な伸び。加えて10月の米鉱工業生産統計では、製造業生産が予想を上回る回復を見せ、米10年債利回りは、1.63%へと上昇した。一方、ブラードセントルイス連銀総裁が、米金融当局がテーパリング計画を加速させることが望ましいとの考えを示したことも、ドルのサポート要因に。
現在の為替相場の戦略やスタンス
米ドル/円は昨日16日(火)まで既報の114.30円のオプションが上値を抑えていたが、それが消滅するタイミングで米ドル/円が反発を開始。本日17日(水)午前8時50分時点、米ドル/円は114.93円レベルで推移。問題は米ドル/円の115.00円だ。115.00円という節目はオプションのバリアがあるという噂もあるが、米系短期筋は、115.00円ブレイクを狙っている展開。ブレイクすれば、円安トレンドがより鮮明になるだろう。戦略的には米ドル/円の押し目買いで臨みたい。
西原 宏一(にしはら こういち) 株式会社ダイヤモンド・フィナンシャル・リサーチ
青山学院大学卒業後、1985年に大手米系銀行のシティバンク東京支店へ入行。1996年まで同行に為替部門チーフトレーダーとして在籍。その後、活躍の場を海外へ移し、ドイツ銀行ロンドン支店でジャパンデスク・ヘッド、シンガポール開発銀行シンガポール本店でプロプライアタリー・ディーラー等を歴任した後、独立。ロンドン、シンガポール、香港など海外ヘッジファンドとの交流が深く、独自の情報網を持つ。ザイFX!にて「西原宏一のヘッジファンドの思惑」を連載中。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。