2021年11月18日11時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日17日(水)の米ドル/円は4年8カ月ぶり高値から一転して下落した。米国経済の強さに着目したドル買いで114.97円前後まで買いが先行したものの、2017年3月以来の115円台を目前に失速。NY市場では113.93円前後まで反落する場面もあった。日足が前日の大陽線を全て打ち消す大陰線となった事で115円台への上伸機運は削がれたと判断。再度114円台を割り込むリスクを警戒したい。ただ、かつての下値支持である113.70円台を維持できるようなら改めて上昇の機会をうかがう事になるだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

昨日17日(水)の急落の引き金となったのは原油安であった。原油安を背景に米長期金利が低下した事でドルロングを解消する動きが強まったと見られる。本日18日(木)も原油価格の動向に注目したい。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。