2021年12月9日11時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日8日(水)の米ドル/円は一時113.95円前後まで上昇。113.30円台へと小緩む場面もあったが、米ファイザー社の既存ワクチンが新型コロナ変異株「オミクロン」にも有効とのニュースを受けて市場心理が改善すると急伸した。ただ、節目の114.00円付近で伸び悩むと、前日比0.1%高の113.69円前後で取引を終えた。上向きに転じた5日移動平均線が下値を支えた一方、20日移動平均線に上値を抑えられた格好だ。本日9日(木)も113.47円前後にせり上がった5日移動平均線付近の下値は堅いと見るが、20日移動平均線が通る114.00円付近では上値が重くなりそうだ。

現在の為替相場の戦略やスタンス

市場の関心が明日10日(金)のNYタイムに発表される米11月消費者物価指数(CPI)に向かうと見られる事もあって、本日9日(木)の米ドル/円は動きづらい展開を見込んでいる。なお、米11月CPIは前年比+6.8%に加速(10月:+6.2%)する見通し。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。