日経平均 28,725.47 円 ▼ 135.15 円
≪東証一部≫
売買高 9億8,472万株
売買代金 2兆3166億0900万円
値上り銘柄数 735 銘柄
値下り銘柄数 1,363 銘柄
騰落レシオ(25日) 74.58 %
為替 1ドル=113.65 円
☆ 市況概況 ☆
手仕舞売りに押されて冴えない展開
米国株は堅調だったが、上値も重く、夜間取引やシカゴ市場の日経平均先物が高かったのだが売り先行となった。寄り付きの売り買いが一巡となった後は買い戻しもあって堅調となる場面もあったが腰の据わった買いも入らず、指数は小動きとなった。総じて手仕舞い売りに押されたが、売り急ぐ動きも見られず指数は小動きだった。
昼の時間帯には先物が買われる場面もあったが、後場が始まると前場の水準と変わらず、方向感に乏しい展開が続いた。買戻し一巡となったものから売られるという感じで手仕舞い売りに押されるものも多く、冴えない展開が続いた。先物・オプションの最終売買日ということでもう少し波乱もあるかと思ったが特にこれといった動きもなく、全体に小動きだった。最後は手仕舞い売りに押されて安値引けとなった。
小型銘柄も軟調ながらも売り急ぐ動きもなく方向感に乏しい展開だった。東証マザーズ指数は軟調、二部株指数は小幅高、日経ジャスダック平均は小幅安となった。先物も最終売買日で乗り換えの動きや持高調整の動きが中心でヘッジの売り買いなどが少ない感じで指数を動かすこともなかった。
米国市場も指数は堅調だが、全体的に調整感が出ているという感じで、日本市場も手掛かり難のなかで手仕舞い売りに押されるものが多くなった。来週の米FOMC(公開市場委員会)や日銀の金融政策決定会合などを睨んで先物・オプションのSQ(特別清算指数)算出後も方向感に乏しい展開が続くのではないかと思う。
☆ テクニカル分析 ☆
日経平均
上値の重い展開となった。移動平均線や雲などの節目が収れんしており、ここを抜けるのは至難の業という感じだ。再度下値を試すことになりそうだ。
☆ あれやこれやと一言 ☆
日経平均は上値の節目とみられる水準にあり、上値の重い展開となった。米国株のバブルが弾けたと思われたものが復活しており、売り難さも出ているようだ。ただ、節目を抜けて買い上がるほどの材料もなく、手掛かり難となっている。
先物・オプションのSQ(特別清算指数)算出が終わった後は手仕舞いの売り買いが中心で買われたものが売られ、売られたものが買われるということになりそうだ。日経平均自体は目先的に買われ過ぎ感もあり、いったん下値を試すことになると思う。
指数に影響の大きな銘柄も底堅さは見られるが買い戻しが一巡となると買えないという状況であり、指数を押し上げる要因に乏しいと言わざるを得ない。米国株高だけでは買い材料とならず、金融政策を見極めてからということになるのだろう。
米国での金融緩和の終了がはっきりとすれば、売り急ぐ場面も出て来るかもしれない。日本でも金融緩和の終了が示唆されるようなことになれば、売られるだろう。IPOラッシュが始まるところでもあり、換金売りなどが進む可能性も高い。
清水 洋介(しみず ようすけ)
証券アナリスト・フィナンシャルコンシェルジュ。「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。『ユーチューブチャンネル』も人気!
本日の「朝一番!」動画
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※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。