2021年12月16日11時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日15日(水)の米ドル/円は、FOMCが来年3回の利上げ見通しを示した事を受けて114円台を回復。「オミクロン・ショック」で急落した11月26日以来となる114.27円前後まで上昇した。ただ、その後は一時114円台を割り込むなど調整が入り、本日16日(木)朝も114.25円前後で伸び悩んでいる。

現在の為替相場の戦略やスタンス

ドルについては、FOMCを今年最後のビッグイベントに位置付けていた市場参加者も少なくないと見られ、上値ではクリスマス休暇に向けた手仕舞い売りが出やすいようだ。FRBの利上げ期待が下値を支えるものの、上値ではドルを買う動きが鈍りそうだ。本日16日(木)は、英中銀(BOE)、欧州中銀(ECB)、スイス中銀(SNB)などが金融政策発表を行う。為替市場の主役はポンドやユーロなどの欧州通貨になると見られる事から、米ドル/円の値動きは限定される公算が大きい。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。