2022年1月4日11時すぎに小林芳彦さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)
現在の為替相場の傾向や相場観
今年2022年に入り、日米の金利差は開く方向でマーケットの見方も一致しており、オミクロン株の重症化リスクも低いとなれば、全体的にリスクオンで円売りになる可能性が高そうだ。
現在の為替相場の戦略やスタンス
今週の米ドル/円予想レンジは114.00~116.50円。今年2022年スタートの週としては、じり高狙いで行きたい。米ドル/円も上昇基調が強いが、112円台や113円台までの下げを待ってて結局買えず取り残された人たちのビッドアップがあるため、114円台が底堅く感じる。115円のミドルを超えてくるとストップがありそうだが、本邦の輸出企業の売りが断続的に並んでいるため、一方向に上がるというよりは輸出の売りが出て反落し、下値を固めてもう一度上がる、といった流れになりそうだ。よって、丁寧な押し目買い戦略が得策だろう。具体的には114円台後半から115円台前半を買って、116円手前で利食いたい。ショートでも瞬間的に利が出ることはあるだろうが、早回ししないと怖いだろう。オーバーナイトのショートなどは、なるべく避けたほうがよさそうだ。
小林芳彦
1979年3月慶応義塾大学商学部卒、同4月株式会社協和銀行入行。 外国為替研修生・営業店外国為替業務経験後、1987年から本店資金為替部調査役。 インターバンク(フォワード)ディーラー・カスタマーデスクヘッドなどを歴任後、1989年10月よりクレディスイス銀行(資金為替部長)、1997年クレディスイス・ファーストボストン銀行(シニアセールス)、1998年バイエリッシェ・ヒポ・フェラインス銀行(為替資金部長)、2001年バンク・オブ・アメリカ(為替資金部営業部長)で当局を含め、数十社の法人顧客を担当。「ユーロマネー誌(日本語版)」顧客投票「日本のディーラー・ベストセールス部門」を6年連続第1位、過去7回受賞。「短期為替予測部門」を5年連続第1位受賞。
羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。