2022年1月13日11時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。 (提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

現在の為替相場の傾向や相場観

羊飼いのFX突撃取材
(画像=PIXTA)

昨日12日(水)の米ドル/円は米12月消費者物価指数(CPI)の発表後にドル売りが活発化。11 5円台を割り込むとストップロスを断続的に巻き込みながら114.38円前後まで下げ幅を拡 大した。米12月CPIは約40年ぶりの高水準となる前年比+7.0%に加速したが、市場予想ど おりの伸び率だった事でひとまず「材料出尽くし」の「手仕舞い売り」が出たと見られる。た だ、CPIの加速を受けて米2年債利回りは上昇しており、FRBが3月にも利上げを開始すると の期待はむしろ高まっている。このため、ドルの下値を切り下げる動きが続く公算は小さ いと見る。

現在の為替相場の戦略やスタンス

当面の米ドル/円相場は、次の材料待ちでレンジ色の強い展開が見込まれるが、114円台前 半はレンジの下限となる可能性が高そうだ。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。