この記事は2022年3月7日(月)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「齊藤トモラニ氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


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(画像=PIXTA)

2022年3月7日(月)の午前10時すぎにウインインベストジャパンの齊藤トモラニさんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

齊藤トモラニ
ウインインベストジャパンのFXトレーダー兼インストラクター。2006年11月の杉田勝FXセミナー受講生。受講後、FXでの利益が給料を上回るようになる。その後、トレーダー兼講師として活躍。抜群のFXトレードセンスを持ち、セミナー受講生から絶大な評判を得る。「トモラニ」の愛称で親しまれている。

現在の為替相場の傾向や相場観

2022年3月4日(金)の雇用統計は、非農業部門雇用者数が予想40万のところ67.8万人と大きく増加、加えて失業率は3.8%とコロナ後、最低の数字になった。

ただし、現在、ウクライナでの戦争ヘッドラインで市場は動いており、欧米の株価は大きく下落している。為替ではユーロの下げが目立つ。ドルは急騰、米ドル/円は大きく下げた。

3月4日(金)のドルは、東京時間は方向感なく推移していたが、ロンドン時間は買われ、NY時間では売られ、横ばいで終了した。ただし、ドルインデックスは前日の97.727から98.509へと大きく上昇、2020年6月以来の高値を更新している。

タイムサイクル的には、2月28日~3月9日の底値圏が早くも終了して3月3日~3月14日の天井圏に向かって急騰しているところ。エリオット波動的には2月4日にd波が終了となり、現在は上昇e波にいるようだ。ユーロ/米ドルは2月21日~3月7日の天井圏が早くも終了し、3月1日~3月10日の底値圏に向かって続落中。

現在の為替相場の戦略やスタンス

ユーロ/米ドルの4時間足のチャートを見ると、価格は安値を更新しているがRSIの安値は更新していないため、ダイバージェンスが付きそうな動きに見える。

底値圏の日程が残り少ないことから、次の天井圏に向かった上昇を待ち、戻ったところを売りたい。できれば1.1ドルくらいまでの調整があると嬉しい。

▽ユーロ/米ドルの4時間足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。