この記事は2022年3月22日(火)に「羊飼いのFXブログ」で公開された「志摩力男氏の現在の相場観とFXトレード戦略」を一部編集し、転載したものです。


円安
(画像=PIXTA)

2022年3月22日(火)の午後12時すぎに現役トレーダーの志摩力男さんから聞いた最新の相場観と戦略を紹介する。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006〜2008年ドイツ証券など、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任。そのあと、香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立後は世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現役トレーダーとして活躍中。

現在の為替相場の傾向や相場観

2022年3月18日(金)の日本銀行・黒田総裁の会見では、円安に関して質問が集中した。黒田総裁は「金融緩和を続ける」「円安の方が日本経済にメリットがある」と、従来の主張を繰り返し、終いには「為替政策は財務省の管轄なので財務省に聞いてくれ」と言い放った。総裁にとっては、2%のインフレ目標を達成する最後の大チャンスであり、この機会を逃したくないのだろう。

現在の為替相場の戦略やスタンス

さらなる円安への青信号が灯ったといえる。少なくとも、黒田総裁の任期がくるまでは円安だろう。120円、125円を越えて大相場になる可能性も高い。

ここはしっかりと円売りポジションを持ちたい。財務省や政府筋から、何かが出てくるかもしれないが、金融緩和政策をとっている以上、円安を防ぐ手段はない。

▽米ドル/円の日足チャート

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(画像=羊飼いのFXブログ)

※当記事は、投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。